新年会の高齢者施設レク・出し物10選|座ったまま楽しめるお正月アイデア

高齢者施設の新年会で獅子舞を楽しむ利用者と職員

高齢者施設の新年会は、座ったまま参加できるレク1つと職員が見せる出し物1つの2本立てにすると、まず失敗しません。「参加する時間」と「見て笑う時間」を交互に置くと、体力に差がある利用者さんどうしでも最後まで楽しめます。

  1. 開会:施設長か職員代表が、短く新年のあいさつ
  2. 乾杯:お茶やジュースで(とろみや形態はふだんに合わせる)
  3. レク:おみくじ体操や、みんなで作る大きな福笑いなど
  4. 職員の出し物:獅子舞・踊りなど。手拍子や声で参加してもらう
  5. お茶とお正月らしいおやつ
  6. しめ:今年の抱負や書き初めを持って記念写真

長さはふだんのレクと同じくらいにして、途中でトイレと水分補給の休けいをはさみましょう。お餅の誤えんや転倒を防ぐチェックリストも、後半にまとめています。

目次

高齢者施設の新年会は「レク+職員の出し物」の2本立てが基本

高齢者施設の新年会(老人施設の新年会)は、利用者さんが参加するレクと、職員が見せる出し物を組み合わせるのが定番です。全部を参加型にすると疲れてしまいますし、全部を見るだけにすると退屈しやすいからです。

「参加する時間」と「見て笑う時間」を交互に置く。これだけで、体力に差がある利用者さんどうしでも、無理なく最後まで楽しめます。

順番内容ポイント
1. 開会施設長か職員代表の新年のあいさつ短く。「今年もよろしくお願いします」とひとこと
2. 乾杯お茶やジュースで乾杯飲み物は、ふだんのとろみや形態に合わせる
3. レクおみくじ・福笑いなど全員が座ったまま参加できるもの
4. 職員の出し物獅子舞・踊りなど手拍子や声で参加してもらう
5. お茶とおやつお正月らしいおやつ食事形態に合わせる(後半でくわしく)
6. しめ・記念写真今年の抱負や書き初めを持って撮影ご家族へのおたよりにも使える

全体の長さは、ふだんのレクの時間と同じくらいにおさめるのが目安です。途中で、トイレと水分補給の休けいをはさんでおくと安心ですよ。

また、施設のレクはもともと自由参加です。体調や気分がすぐれない方には無理にすすめず、「見ているだけでも参加」という空気を作っておきましょう。

ぺ原人

全部の時間を盛り上げなくて大丈夫だよ。にぎやかな時間と、ひと息つく時間が交互にあると、利用者さんも疲れにくいんだよね。

座ったまま楽しめる新年会のレク6選(高齢者向けレクリエーション)

ここでは、デイサービスの新年会でも、老人ホームの新年会でも使えるレクを集めました。どれも座ったまま参加できるので、車いすの方もいっしょに楽しめます。

1. 室内初詣とおみくじ体操

外出がむずかしい方のために、ホールに手作りの鳥居やおさい銭箱を置いて、初詣の気分を味わってもらいます。おみくじには「大吉」などと一緒に、「グーパーを10回」「座ったまま足ぶみ」といった体操を書いておき、引いた人の体操をみんなでやります。

  • 用意するもの:段ボールの鳥居、おさい銭箱、手作りのおみくじ
  • 向いている場面:新年会のはじめの準備運動に
  • 盛り上がるコツ:体操は座ってできるものだけ。「凶」は入れず、全部「吉」以上にしておく

2. みんなで作る大きな福笑い

模造紙に大きな顔の輪郭を描き、目・鼻・口のパーツを順番に置いたり、投げたりして顔を完成させます。1人が目かくしをするいつもの福笑いとちがい、見ている人も「右、右!」と声で参加できるのがいいところです。

  • 用意するもの:模造紙、厚紙で作った大きめのパーツ
  • 向いている場面:人数の多いホールでの新年会
  • 盛り上がるコツ:投げる場所を決め、立ち上がらずに届く距離にする。できた顔に名前をつけると笑いが起きる

3. なつかしの歌かるた

取り札に曲名を大きく書いておき、職員が歌い出したら、その曲の札を取ります。歌うことは口の体操にもなるので、お正月の口ならしにぴったりです。

  • 用意するもの:曲名を書いた札、音源(歌がにがてな職員でも流せばOK)
  • 向いている場面:歌が好きな方の多いフロア
  • 盛り上がるコツ:昭和の歌謡曲や童謡・唱歌から選ぶ。札を取ったあと、みんなで1番を歌う

4. お正月クイズ(三択・〇×)

「おせちを重箱に詰めるのはなぜ?」「元日の朝に飲む縁起物のお酒は?」など、お正月にまつわる問題を出します。〇×の札をあげるだけなので、声が出にくい方も参加しやすいレクです。

  • 用意するもの:問題、〇×の札(うちわに貼ると持ちやすい)
  • 向いている場面:脳トレもかねたいとき
  • 盛り上がるコツ:答えのあとに「みなさんの家ではどうでした?」と聞くと、思い出話が広がる

5. 書き初めで今年の抱負

筆ペンや太いマーカーで、今年の抱負や好きな一文字を書きます。書き初めにきまった形はないので、字ではなく絵でもかまいません。手が止まる方には「どんな年にしたいですか?」と聞くと、書きやすくなりますよ。

  • 用意するもの:半紙か色紙、筆ペン、汚れ防止の新聞紙
  • 向いている場面:落ち着いて楽しみたいフロア
  • 盛り上がるコツ:書いた作品を壁にはって、そのまま新年会の飾りにする

6. 年賀状リレー

音楽に合わせて、画用紙で作った大きな年賀状をとなりの人へ回します。曲が止まったときに持っていた人が、裏に書いた質問(「お正月によく食べたものは?」など)に答えるレクです。

  • 用意するもの:質問を書いた大きな年賀状、音源
  • 向いている場面:利用者さんどうしの会話を増やしたいとき
  • 盛り上がるコツ:答えにくい方には選択肢を出す。手渡しがむずかしい方は職員が手伝う

6つのレクを、体の動きと準備の手間でくらべると、次のようになります。

レク体の動き準備の手間向いている人
おみくじ体操多いふつう体を動かしたい人
大きな福笑いふつうふつう大人数でにぎやかに
歌かるた少ないかんたん歌が好きな人
お正月クイズ少ないかんたん声が出にくい人も
書き初め少ないかんたん静かに楽しみたい人
年賀状リレーふつうかんたん話すのが好きな人
ぺ原人

迷ったら、おみくじ体操ではじめるのがおすすめだよ。大吉が出たら、それだけで拍手が起きるっぺ!

新年会のレクで福笑いとおみくじ体操をする高齢者

職員の出し物4選(高齢者向けの新年会の余興)

老人ホームの新年会の出し物は、職員が見せて、利用者さんが手拍子や声で参加できるものが盛り上がります。年末年始は忙しいので、ここでは練習が少なくてすむものを中心にえらびました。デイサービスの新年会の出し物にも、そのまま使えます。

1. 獅子舞(かまれて縁起かつぎ)

お正月の出し物の代表です。獅子頭は段ボールや紙皿で、胴は唐草もようの布やふろしきで手作りできます。獅子に頭をかまれると、その年を元気に過ごせると言われているので、1人ずつ「かんでもらう」と全員が参加できます。

  • 用意するもの:手作りの獅子頭、布、お囃子の音源
  • 人数:2人(頭と後ろ)
  • 盛り上がるコツ:急に近づくとおどろく方もいるので、前から声をかけてゆっくり近づく

2. なつかしの曲で踊る(ひょっとこ・おかめの仮装)

「ドリフ音頭」や「学園天国」など、利用者さんが知っている曲で職員が踊ります。ひょっとこやおかめのお面をつければ、一気にお正月らしい縁起物の雰囲気になります。

  • 用意するもの:お面、はっぴ、音源
  • 人数:3人くらいから
  • 盛り上がるコツ:座ったままできるかんたんな振りを1つ入れて、「いっしょに!」と声をかける

3. 鈴やハンドベルでいっしょに合奏

職員がハンドベルや鍵盤ハーモニカで「お正月」などの唱歌を演奏し、利用者さんには鈴を配って一緒に鳴らしてもらいます。聞くだけでなく音を出せるので、参加している実感が持てる出し物です。

  • 用意するもの:ハンドベルや鍵盤ハーモニカ、鈴
  • 人数:2〜4人
  • 盛り上がるコツ:演奏がにがてな職員は、歌のリードと鈴の配り役にまわれば十分

4. 箱から出てくるかんたんマジック

空っぽに見せた箱から、紅白の旗や鏡もちの飾りを次々に出します。「せーの、あけましておめでとう!」とみんなで声をかけたら出てくる流れにすると、声で参加してもらえます。

  • 用意するもの:二重底の箱、出すもの
  • 人数:1〜2人
  • 盛り上がるコツ:最後に、ひつじのぬいぐるみを出すと、未年らしいオチになる

職員だけで準備するのがむずかしい年は、外から演者さんに来てもらう方法もあります。

くわしくはこちら:新年会に芸人さんを呼ぶときの流れ

ぺ原人

上手に見せなくていいんだよ。職員さんが本気で楽しんでいる姿が、いちばんの出し物なんだよね。

2027年は未年(ひつじ年)。干支にちなんだ演出アイデア

2027年の干支は未(ひつじ)です。レクや出し物に「ひつじ」を少し入れるだけで、今年ならではの新年会になります。

  • 年男・年女の紹介:未年生まれの方(1931年=昭和6年、1943年=昭和18年生まれなど)を紹介して、みんなで拍手を送る
  • ひつじの飾り作り:12月のレクで、紙皿と綿でひつじを作っておき、新年会の会場に飾る
  • 干支クイズ:「十二支で、ひつじの前の干支は?」など、お正月クイズに1〜2問まぜる
  • 書き初めのお手本に「未」:何を書くか迷う方への、ひとつの案として用意しておく

とくに年男・年女の紹介は、準備がほとんどいらないのに、ご本人がとてもうれしそうな顔をしてくれる演出です。記念写真のときに、ひつじの飾りを持ってもらうのもいいですね。

未年の新年会で書き初めとひつじ飾りを楽しむ様子

新年会を安全に楽しむために:お餅の誤えんと転倒のチェックリスト

お正月の行事でいちばん気をつけたいのが、お餅による窒息です。消費者庁によると、高齢者の不慮の事故による死亡では、誤えんなどによる窒息が「転倒・転落・墜落」に次いで多く、お正月はお餅による事故に注意するようよびかけています。

また、東京消防庁のまとめでは、高齢者が日常生活の事故で救急搬送される原因は「ころぶ」がもっとも多く、8割以上をしめています。新年会はいつもと会場の配置が変わるので、ふだん以上に足元に気を配りましょう。

気をつけることチェックする内容
お餅・おやつ一人ひとりの食事形態に合わせる。出すなら小さく切り、先にお茶や汁物でのどをうるおしてから、よくかんで食べてもらう
見守り食べている間は職員が近くにつく。出し物の最中におやつを出さない
会場の配置コードや小道具を通路に置かない。車いすが通れる幅をあけておく
レクの動き立ち上がらなくてもできる内容にする。投げるものは軽くてやわらかい素材に
体調途中で休けいと水分補給をはさむ。疲れが見えたら無理に参加をすすめない

お餅を出すかどうか、どんな形で出すかは、看護師や栄養士と事前に相談して決めておくと安心です。お餅の代わりに、やわらかいお団子風のおやつや、ぜんざいの汁だけを楽しんでもらう施設もあります。

ぺ原人

盛り上がっているときほど、食べている人から目がはなれやすいんだよね…。おやつの時間は、出し物を止めて見守りに集中しよう。

新年会の準備はいつから?12月からの流れと役割分担

高齢者向けの新年会の出し物やレクは、12月に入ったら動きはじめると余裕を持てます。年末はクリスマス会や大掃除も重なるので、早めに担当を決めておきましょう。

時期やること
12月はじめ日にちと内容を決める。司会・レク・出し物・見守りの担当を分ける
12月なかばひつじの飾りや門松を、ふだんのレクで利用者さんと作る
12月の終わり獅子頭やおみくじなどの小道具、音源を用意する。出し物を1回通して練習
新年会の前日会場の配置、おやつの食事形態、参加する方の体調を確認する
当日はじまる前にトイレの声かけ。終わったら記念写真

飾りを利用者さんと一緒に作っておくと、「自分たちで作った会場」になり、当日の楽しみも増えます。準備の時間そのものが、ひとつのレクになるわけです。

ついでに盛り上げるなら:職員どうしの新年会にはスマホゲーム

利用者さんとの新年会を終えたら、今度は職員どうしでおつかれさまの新年会、という施設も多いですよね。シフトがばらばらで、ふだんゆっくり話せない人どうしが集まる場です。

そんなときは、スマホのブラウザだけで遊べるパーティーゲーム集のぺげが便利です。アプリのインストールも会員登録もいらず、無料で遊べます。1人1台のスマホを使うので、利用者さん向けではなく、職員どうしの新年会で使ってみてください。ビデオ通話をつなげば、当日来られない人もいっしょに遊べます。

飲み会のゲーム、スマホで決まり。ぺげのゲームを見る(ぜんぶ無料・アプリも登録もいらない)

職場の新年会なので、遊ぶのは無料のふつうのモードで十分です。罰ゲームをつけるなら、みんなで決めて、お酒を無理に飲ませない形にしましょう。

イコラ:職場でも気まずくならない投票ゲーム

お題に対して、票がちょうど半々に割れそうな2択を作るゲームです。ふつうのお題は有名人やお菓子など身近なものなので、職場の人どうしでも気をつかわずに遊べます。

イコラのイラスト

イコラ-EQUALIZER SCORE GAME-

2択の票が、ちょうど半々に割れたら勝ち。

サッカー ・ 3〜8人

風来:文字を打たずに投票するだけ

「一番〇〇しそうなのは誰?」に、こっそり投票するゲームです。文字入力がいらないので、スマホの操作がにがてな人や、話すのが得意でない人も参加しやすいのがいいところです。

風来のイラスト

風来-Who’s Likely?-

「一番〇〇しそうな人」に、こっそり投票。

和風 ・ 3〜8人

トカロン:大人数の職員新年会でも回る

親がお題で思い出話をして、ほかの人は最初に出そうな言葉を予想して待つゲームです。12人まで遊べて、聞く側は文字を書かないので、フロアをまたいだ大人数の新年会にも向いています。

トカロンのイラスト

トカロン-Talk a Lot-

思い出話に最初に出る言葉を当てたら、ロン!

麻雀 ・ 3〜12人

ぺげのゲームを全部見る(無料)

スマホを使わないなら、ジェスチャーで言葉を当てるゲームや、しりとりも道具なしで楽しめます。メンバーや場所に合わせて、使い分けてみてください。

ぺ原人

利用者さんの新年会をやりきったら、次は職員さんの番だよ。宴じゃ!

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高齢者施設の新年会でよくある質問

新年会はいつごろ開くのがいい?

お正月気分が残っている1月の上旬から中旬に開く施設が多いです。ただし年明けは職員の休みも重なるので、人手がそろう日をえらぶのがいちばん大切です。松の内(お正月飾りを飾っておく期間)は地域によってちがうので、飾りを片づける時期とあわせて決めると自然です。

デイサービスと老人ホームで、内容は変えたほうがいい?

デイサービスは曜日によって利用者さんが変わるので、同じ内容を数日に分けて行うと、全員が新年会を楽しめます。老人ホームは介護度の差が大きいことがあるので、レクを2つ用意して、体の状態に合わせてグループを分けるとやりやすくなります。

出し物の練習時間がほとんどとれないときは?

鈴の合奏や、箱から出てくるマジックのように、少人数・短い練習でできるものをえらびましょう。歌かるたのように、職員が進行するだけのレクを「出し物」の代わりにしてもかまいません。1回だけ通し練習をしておけば、当日あわてずにすみます。

近くの保育園の子どもたちと交流したいときは?

子どもたちに歌やお正月遊びを披露してもらう交流は、利用者さんにとても喜ばれます。保育園側の準備や流れについては、別の記事にまとめています。

くわしくはこちら:保育園の新年会の進め方とアイデア

お金をかけずに会場をお正月らしくするには?

折り紙の門松や鏡もち、紙皿のひつじなどを、12月のレクで利用者さんと作るのがおすすめです。紅白の画用紙で壁に帯を作るだけでも、会場がぱっとお正月らしくなります。書き初めの作品をはれば、それもそのまま飾りになります。

まとめ:座ったまま参加できるレクと、職員の出し物で新しい年をお祝いしよう

まとめ

  • 高齢者施設の新年会は「座ったままのレク」と「職員の出し物」の2本立てが基本
  • 迷ったら、おみくじ体操や大きな福笑いなど、なつかしい定番をえらぶ
  • 2027年は未年。年男・年女の紹介やひつじの飾りで、今年らしさを出す
  • お餅は食事形態に合わせ、小さく切る・のどをうるおす・よくかむを守る
  • 準備は12月から。飾り作りを利用者さんとのレクにすると一石二鳥

新年会は、利用者さんにとって「今年もここで元気に過ごそう」と思えるきっかけになる行事です。準備に完璧を目指さなくても、職員が笑顔で楽しんでいれば、その空気はちゃんと伝わります。

この記事のレクと出し物から、気になるものを1つずつえらぶところからはじめてみてください。

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ぺ原人

みんなの笑顔で、いい一年のスタートを切ろう。準備おつかれさまだっぺ!

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