保育園の新年会は、次の流れで30〜35分にまとめるのが定番です。2027年は未(ひつじ)年なので、十二支のお話や出し物にひつじを出すと、その年らしい会になります。
- はじまりのあいさつ(みんなで「あけましておめでとうございます」)…3分
- 園長先生のお話、十二支やお正月のお話…5分
- お正月の歌…5分
- 職員の出し物(獅子舞・シアター・玉すだれなど)…10分
- お正月遊びの紹介・体験…5〜10分
- おわりのあいさつ…2分
0〜2歳の乳児クラスは集中が続きにくいので、15分ほどの短い会に分けるのも手です。4〜5歳クラスがいるなら、「今年がんばりたいこと」を一人ひと言発表する時間を入れると、新年らしさがいちばん出ます。指導案に書けるねらいの例も年齢別に載せています。
ぺ原人新年会は、子どもたちが「お正月ってたのしいな」と感じられたら大成功。先生が全部を完璧にこなす必要はないんだよね。
保育園の新年会は何をする?定番の流れと時間の目安
保育園の新年会は、「新年子ども会」「新年お楽しみ会」「お正月あそびの会」などの名前で、年明けの1月上旬〜中旬に開く園がよく見られます。休み明けの子どもたちに、お正月の雰囲気をもう一度味わってもらう行事です。
中身は園によってちがいますが、よくある組み立ては次のとおりです。
| 順番 | 内容 | 時間の目安 |
|---|---|---|
| 1 | はじまりのあいさつ(「あけましておめでとうございます」をみんなで) | 3分 |
| 2 | 園長先生のお話、十二支やお正月のお話 | 5分 |
| 3 | お正月の歌をうたう | 5分 |
| 4 | 職員の出し物(獅子舞・シアター・玉すだれなど) | 10分 |
| 5 | お正月遊びの紹介・体験 | 5〜10分 |
| 6 | おわりのあいさつ | 2分 |
合わせて30〜35分くらいが目安です。0〜2歳の乳児クラスは集中が続きにくいので、乳児と幼児で会を分けて、乳児は15分ほどの短い会にする園もあります。
4〜5歳クラスがいるなら、「今年がんばりたいこと」を一人ひとこと発表する時間を入れるのもおすすめ。新しい年のはじまりらしさが、いちばん出る場面になります。
保育園の新年会のねらい(指導案・おたよりにそのまま使える例)
行事の計画書や指導案を書くとき、意外と手が止まるのが「ねらい」ですよね。年齢ごとに、そのまま書きうつせる例をまとめました。
| クラス | ねらいの例 |
|---|---|
| 0〜1歳児 | 保育者と一緒に、お正月の雰囲気や音・色にふれて楽しむ |
| 2歳児 | 獅子舞や歌など、ふだんとちがう出し物に興味をもち、まねをしてみようとする |
| 3歳児 | 新年のあいさつを知り、友だちや保育者と元気に交わす |
| 4歳児 | 十二支やお正月の行事の由来を知り、日本の伝統文化に親しむ |
| 5歳児 | 新しい年を迎えた喜びを友だちと分かち合い、今年の目標を自分の言葉で伝える |
どの年齢にも使いやすいのは、「お正月遊びに興味をもち、自分でもやってみようとする」というねらいです。新年会をきっかけに、こま・けん玉・福笑いなどが1月の遊びとして続いていくので、ふだんの保育ともつなげやすくなります。
保育園の新年会で盛り上がる出し物アイデア8選
ここからは、職員だけで準備できる出し物を8つ紹介します。準備の手間や、向いている年齢もあわせて書いているので、園の人数や練習できる時間に合わせてえらんでください。

1. 職員が演じる獅子舞
新年会の目玉になりやすいのが、獅子舞です。最後に子どもの頭を「かぷっ」と噛んで、「今年も元気に過ごせますように」と願いをこめます。
- 用意するもの:段ボールや紙皿で作った獅子頭、唐草もようの布(風呂敷でも可)、お囃子の音源
- 向いている場面:全クラス。メインの出し物に
- 盛り上がるコツ:怖がる子には噛まずに、頭をなでてもらうだけでOK。噛んでほしい子から順番に
プロの獅子舞や芸人さんを園に呼びたいときは、こちらも参考にしてください。
くわしくはこちら:新年会に芸人さんを呼ぶときのポイント
2. ひつじが主役の十二支パネルシアター
神さまのところへ動物たちが競争して向かう、十二支のはじまりのお話。2027年は未年なので、ひつじが登場する場面を少し大きくふくらませると、その年らしい出し物になります。
- 用意するもの:パネル布とPペーパー(スケッチブックシアターでも可)
- 向いている場面:3〜5歳児。会の前半のお話タイムに
- 盛り上がるコツ:「次に来たのはだれかな?」と問いかけて、子どもに答えてもらう
3. ジャンボ福笑い
模造紙サイズの大きな顔で福笑いをします。おかめの顔のほか、ひつじの顔にすると未年らしさも出せます。
- 用意するもの:大きな顔の台紙、目・鼻・口のパーツ(裏にマグネットやテープ)、手ぬぐい
- 向いている場面:2〜5歳児。前に出る子をくじで決めても楽しい
- 盛り上がるコツ:目かくしをいやがる子は、目をつぶるだけでOK。見ている子の「右!左!」の声で盛り上がる
4. こま・けん玉の名人ショー
得意な先生が、こま回しやけん玉の技を見せる出し物です。見たあとに「やってみたい!」という気持ちが生まれて、1月の遊びにつながります。
- 用意するもの:こま、けん玉、こまを回す台(お盆やたらいでも可)
- 向いている場面:3〜5歳児。お正月遊び紹介のコーナーに
- 盛り上がるコツ:わざと1回失敗してから成功させると、子どもたちの応援の声が大きくなる
5. 南京玉すだれ
すだれを伸ばしたり曲げたりして、釣りざおや橋などの形を作っていく伝統芸です。会のオープニングに置くと、一気にお正月の空気になります。
- 用意するもの:玉すだれ(手作りやおもちゃのものでも可)、はっぴや手ぬぐい
- 向いている場面:全クラス。はじまりの出し物に
- 盛り上がるコツ:形ができるたびに「これはなーんだ?」と聞いて、子どもに当ててもらう
6. 先生どうしの二人羽織
前の先生の腕のかわりに、羽織の中の先生が手を出して動かします。思いどおりにいかない動きに、子どもたちは大笑いです。
- 用意するもの:大きめの羽織やはんてん、帽子・ハンカチ・歯ブラシなどの小物
- 向いている場面:3〜5歳児。笑いがほしい中盤に
- 盛り上がるコツ:子どもがまねしないよう、食べ物は使わずに「帽子をかぶる」「ハンカチをたたむ」などのお題にする
7. お正月○×クイズ
「鏡もちは、お部屋にかざるおもちである。○か×か?」のように、お正月の行事やおせち料理をクイズにします。体を動かして答えられるのがいいところです。
- 用意するもの:問題を書いたカードかイラスト、○と×のプレート
- 向いている場面:4〜5歳児。ホールの広さがあるとき
- 盛り上がるコツ:答えは手で○×を作ってもらう。走って移動させないほうが、ぶつかる心配がない
8. 手作り干支かるた大会
十二支の動物の絵札で、かるたをします。パネルシアターで十二支のお話を見たあとにやると、覚えた動物が出てきてうれしくなります。
- 用意するもの:十二支の絵札と読み札(画用紙で手作り可)
- 向いている場面:4〜5歳児。会のあとのクラス遊びにも
- 盛り上がるコツ:読み札は「もこもこの毛で、メェとなく」のように、なぞなぞ風にする
8つの出し物をくらべると
| 出し物 | 準備の手間 | 向いている年齢 | 見せ場 |
|---|---|---|---|
| 獅子舞 | 多い | 全クラス | 頭を噛んでもらう瞬間 |
| 十二支パネルシアター | 多い | 3〜5歳 | ひつじの登場 |
| ジャンボ福笑い | 少ない | 2〜5歳 | できあがった顔 |
| こま・けん玉ショー | 少ない | 3〜5歳 | 技が決まった瞬間 |
| 南京玉すだれ | ふつう | 全クラス | 形が変わるところ |
| 二人羽織 | 少ない | 3〜5歳 | ちぐはぐな動き |
| お正月○×クイズ | 少ない | 4〜5歳 | 正解発表 |
| 干支かるた大会 | ふつう | 4〜5歳 | 札を取り合うところ |
ぺ原人迷ったら、獅子舞とひつじのパネルシアターの2本立てがおすすめ。準備も現実的だし、未年らしさもばっちり出るっぺ!
年齢別に変えたい、保育園の新年会の楽しみ方
同じ新年会でも、0歳と5歳では楽しめることがまったくちがいます。全クラス合同で開くときも、クラスごとに参加のしかたを少し変えておくと、どの子も無理なく楽しめます。
| クラス | 楽しみ方の例 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 0歳児 | 獅子舞を少しはなれたところから見る、鈴やタンバリンの音にふれる | 大きな音を耳の近くで鳴らさない |
| 1〜2歳児 | だるま積み、スタンプで作る獅子舞の製作、福笑いのパーツを貼る | 小さなパーツは口に入らない大きさに |
| 3歳児 | 新年のあいさつ、パネルシアター、手で回すこま | 座って待つ時間を短くする |
| 4〜5歳児 | 羽根つき・けん玉・かるた、今年の目標の発表 | 勝ち負けで気持ちが崩れた子へのフォロー |

異年齢でかかわる時間を作るのもおすすめです。たとえば、5歳児クラスが乳児クラスへ「あけましておめでとうございます」とあいさつに行くだけでも、年長さんにとっては「お兄さん・お姉さんになった」と感じられる場面になります。
獅子舞で泣く子・誤えんが心配なときの、安全と配慮のポイント
ぺ原人獅子舞で大泣き、はあるあるなんだよね…。無理に近づけると、怖い思い出だけが残っちゃうから気をつけよう。
楽しい行事ほど、子どもは興奮して動きが大きくなります。当日あわてないよう、職員どうしで次のポイントを共有しておきましょう。
- 獅子舞は、前日までに「やさしい獅子が来るよ」と話しておく。怖がる子には、中に入っている先生の顔を見せる
- 怖がる子は、保育者のひざの上で遠くから見るだけでOK。噛んでもらうのは希望する子だけに
- 福笑いのパーツ・こま・おはじきなどの小物は、乳児が口に入れない大きさにする。会のあとに数を確かめる
- 出し物で使った布や紙は、床に残すとすべって転びやすい。終わったらすぐ片づける
- 二人羽織やクイズで、食べ物を小道具に使わない
- お菓子やお年玉風のプレゼントを配るときは、アレルギーを給食・看護の担当と確認しておく
食べ物にも注意が必要です。消費者庁は、硬い豆やナッツ類は5歳以下の子どもに食べさせないよう呼びかけていて、お正月の餅も窒息につながりやすい食品として知られています。新年会で食べ物を出すときは、園の給食のルールや、保育所の事故防止のガイドラインに合わせて決めておくと安心です。
そのまま使える!保育園の新年会のあいさつ・司会の例文
司会やあいさつは、短く、子どもに問いかけるように話すのがコツです。場面ごとに、そのまま読める例文を用意しました。
はじまりの司会のことば
「みなさん、あけましておめでとうございます! お正月は、おうちでどんなことをしたかな? 今日は、新しい年になったことを、みんなでお祝いする新年会です。さいしょに、みんなで大きな声で『あけましておめでとうございます』を言ってみましょう。せーの!」
園長先生のお話(未年に合わせて)
「あけましておめでとうございます。今年は、ひつじの年です。ひつじさんは、もこもこの毛で、みんなをあったかくしてくれる、やさしい動物ですね。今年は、ひつじさんみたいに、お友だちにやさしくできる1年にしましょう。みんなが元気に、たくさん遊べる年になりますように。」
おわりのあいさつ
「今日の新年会、楽しかったかな? 獅子舞に噛んでもらったから、今年もきっと元気いっぱいだね。お部屋に戻ったら、こまやけん玉でも遊べるよ。今年もみんなで、たくさん楽しいことをしようね。これで新年会をおわります。」
おたより・連絡帳で保護者に伝える文例
「本日、新年会を行いました。十二支のお話を聞いたあと、職員の獅子舞に頭を噛んでもらい、1年の健康を願いました。最初はドキドキしていた子も、最後は笑顔で手を振って見送っていました。ご家庭でも、お正月の思い出をぜひ聞いてみてください。本年もどうぞよろしくお願いいたします。」
職員どうし・保護者どうしの新年会を盛り上げるなら
子どもたちの新年会がおわったら、次は大人の新年会。職員の新年会や、保護者どうしの集まりでは、ついつい仕事や子どもの話ばかりになりがちですよね。
そんなときは、スマホのブラウザだけで遊べるパーティーゲーム集ぺげも使えます。アプリのインストールも会員登録もいらず、1人1台のスマホで、無料で遊べます。部屋を作る人が合言葉を出して、ほかの人は合言葉かLINEなどの招待リンクで入るだけです。

職員の新年会で気まずくならない「イコラ」
2択の票が、ちょうど半々に割れたら勝ちという投票ゲームです。ふつうのお題は有名人・カラオケ・マンガ・お菓子などなので、園長先生や新人の先生がまざっていても話しやすいのがいいところ。4人以上で遊ぶのがおすすめです。
保護者どうしの集まりに「風来」
「一番〇〇しそうなのは誰?」に、こっそり投票するゲームです。文字を入力しなくていいので、まだそれほど話したことがない保護者どうしでも参加しやすくなっています。得点はつかないので、勝ち負けを気にせず笑えます。
大人数の職員新年会なら「トカロン」
親がお題にそって60秒の思い出話をして、ほかの人は「最初に出そうな言葉」を予想して待つゲームです。3〜12人で遊べて、1局は約2分。去年の思い出や今年の抱負を話すきっかけになるので、新年会にぴったりです。
道具を使わないなら、「今年の漢字ひと文字」を紙に書いて見せ合うだけでも、話はけっこう広がります。お酒が飲めない人もいるので、飲みものは自由にえらべるようにしておきましょう。
ぺ原人子どもの会がおわったら、次は大人の宴じゃ! でも、飲めない先生にお酒を無理にすすめるのはなし。罰ゲームをやるなら、みんなで決めようね。
あわせて読みたい:新年会の余興で盛り上がる出し物アイデア
保育園の新年会でよくある質問
保育園の新年会は、いつ開くのがいい?
1月の上旬〜中旬に開く園がよく見られます。休み明けすぐは生活リズムが戻っていない子もいるので、登園がそろってくる時期をえらぶと、みんなで楽しみやすくなります。
保護者に見に来てもらってもいい?
園の方針しだいです。参観にしない場合は、写真つきのおたよりや連絡帳で当日の様子を伝えると、保護者にも喜ばれます。写真を載せるときは、園の個人情報のきまりに合わせてください。
お正月遊びの道具が園にないときは?
手作りでも十分楽しめます。紙コップや牛乳パックで作るこま、厚紙の羽子板と風船の羽根つき、ビニール袋の凧などは、製作の時間に子どもと一緒に作れます。
小規模保育園や少人数でも新年会はできる?
できます。出し物は1つにしぼり、あいさつと福笑いだけの15分ほどの会でも、子どもたちにとっては特別な時間になります。近くの神社へ初詣のお散歩に出かけるのも、新年らしい過ごし方です。
高齢者施設との交流で新年会をするなら?
子どもたちの歌やお正月遊びを一緒に楽しむ形がよく行われます。施設側でのレクや出し物の考え方は、こちらにまとめています。
くわしくはこちら:高齢者施設の新年会のレク・出し物アイデア
まとめ:保育園の新年会は「しぼって、無理せず」で大丈夫
まとめ
- 保育園の新年会は、あいさつ→お話→出し物→お正月遊びの流れで、30分前後が目安
- 2027年は未年。ひつじを主役にした十二支のお話や福笑いで、その年らしさが出せる
- 出し物は1〜2つにしぼり、乳児と幼児で参加のしかたを変える
- 獅子舞は希望する子だけ。小物の誤えん・転倒・食べ物にも気をくばる
- 職員や保護者どうしの新年会は、お酒を無理にすすめず、みんなが楽しめるゲームで
新年会の準備は、年末のいそがしい時期と重なって大変ですよね。でも、全部を完璧にしなくても大丈夫です。
獅子舞に噛んでもらってドキドキした顔、福笑いのおかしな顔に大笑いする声。そんな場面が1つあれば、子どもたちにとって忘れられないお正月の思い出になります。
あわせて読みたい:新年会の余興で盛り上がる出し物アイデア
ぺ原人先生たちが楽しそうだと、子どもたちもうれしくなるんだよね。今年の新年会も、笑顔いっぱいにするっぺ!





