新人でも、忘年会の余興はていねいに伝えれば断ってかまいません。コツは「やりません」で終わらせず、「代わりにこれをやります」をそえることです。忘年会は1年の労をおたがいにねぎらう会で、新人だけが前に出て芸を見せる場ではありません。
断っても何度も「やれ」と言われる、脱ぐ・体を張る芸を求められる、罰ゲームで一気飲みをさせられる、といった場合は、ハラスメントにつながるおそれがあります。反対に、どうしても断れない空気なら、練習なしで乗り切る方法や、余興を全員で遊べるゲームに変える方法を選びましょう。
全員参加のゲームにするなら、ぺげのクロティアも準備なしで使えます。親の答えがホンモノかニセモノかを質問して見抜くだまし合いのゲームで、スマホのブラウザだけで無料で遊べます。
新人が忘年会の余興をやりたくないのは、わがままじゃない
「新人なんだから、余興くらいやらないとダメかな」と、自分を責めなくて大丈夫です。忘年会の出し物をやりたくないと感じるのは、ごく自然なことですよ。
そもそも忘年会は、1年の労をおたがいにねぎらう会。新人だけが前に出て、緊張しながら芸を見せる場ではありません。
余興を「やりたくない」と感じる、よくある理由
- 人前で何かを披露するのが、そもそも苦手
- 年末は仕事が忙しく、業務のあとに練習する時間がない
- スベったらどうしよう、という不安が大きい
- 何をすればいいのか、まったく思いつかない
- 体を張る・脱ぐなど、やりたくない内容を求められそう
どれも、気持ちの弱さではありません。苦手なことを、苦手な場で、準備の時間もないままやるのは、だれだってしんどいものです。
「新人が余興」は時代遅れ?今どきの忘年会の流れ
会社の忘年会で隠し芸などの余興が定番になったのは、昭和のころといわれます。会社ぐるみの大きな宴会が広がり、新人や若手が出し物を受け持つ流れも、そのころにできあがりました。
いまは少しようすがちがいます。日程調整ツール「調整さん」の利用者を対象にした2025年の調査では、幹事にしてもらうとうれしい工夫として、「全員で楽しめるよう余興やゲームを企画」が上位に入りました。だれか1人に芸をさせるより、みんなで楽しむ形が好まれているわけです。
| くらべるところ | 昔ながらの忘年会 | 今どきの忘年会 |
|---|---|---|
| 余興をする人 | 新人・若手が担当 | 全員が参加する |
| 準備 | 業務のあとに練習 | 準備はほぼなし |
| 盛り上げ方 | 体を張る芸・一発芸 | ゲーム・クイズ・ビンゴ |
| お酒 | 罰ゲームで飲ませる | 飲めなくても楽しめる |
もちろん、会社によって文化はちがいます。ただ、「新人が余興をやりたくない」と思うことが、時代に合わない考えというわけではありません。
ぺ原人わかる、年末の大宴会で1人だけ前に出されるの、こわいんだっぺ…。でも「やりたくない」って思うのは、ぜんぜん変なことじゃないよ。
忘年会の余興の強要は、ハラスメントにつながることもある
余興そのものが悪いわけではありません。楽しんでやる人がいれば、場は盛り上がります。問題になるのは、本人が嫌がっているのに、立場の差を使ってやらせるときです。
パワハラは、法律(労働施策総合推進法)で、次の3つがそろったものとされています。
- 職場で、上下関係などの優位な立場を背景にした言動であること
- 仕事に必要な範囲をこえていること
- 働く環境が害されること
忘年会の余興で、とくに気をつけたい例をまとめました。
| 気をつけたい例 | 問題になりやすい理由 |
|---|---|
| 断ったのに、何度も「やれ」と言われる | 立場の差を使った圧力になりやすい |
| 脱ぐ・体を張る芸を求められる | セクハラにつながるおそれがある |
| 罰ゲームで一気飲みをさせられる | アルハラ(飲酒の強要)にあたりやすい |
| 断ったら、仕事で冷たくされる | 働く環境が害されている |
| 業務のあとの練習を、何度も求められる | 負担が仕事の範囲をこえやすい |
とはいえ、どこからがハラスメントにあたるかは、内容や状況によってちがいます。自分だけで決めつけず、会社の相談窓口や人事、都道府県の労働局にある総合労働相談コーナーなどに相談しておくと安心です。
「少しいやだな」くらいの段階なら、まずは次の章の断り方で、やわらかく伝えてみましょう。
ぺ原人無理に飲ませる・脱がせるは、宴をいちばん冷ますやつだよ。罰ゲームをやるなら、内容はみんなで決めて、断れるものにしようね。
角が立たない!忘年会の余興の断り方(例文つき)
新人が余興を断るときは、伝え方ひとつで印象が大きく変わります。おさえたいコツは3つです。
- 早めに伝える(出し物の内容が決まる前、11月中が目安)
- 声をかけてもらったお礼と、忘年会には出る気持ちを伝える
- 代わりにできること(受付・司会・景品係・ゲームの進行など)をそえる
理由は、うそをつかずに本当のことを短く伝えましょう。あとでつじつまが合わなくなると、かえって気まずくなります。

上司・先輩に口頭で伝えるときの例文
「〇〇さん、忘年会の件で少しご相談してもいいですか。余興のお話をいただいて、ありがとうございます。ただ、人前で何かを披露するのがどうしても苦手で、今回は見送らせていただけないでしょうか。そのかわり、受付や景品の準備など、裏方でできることがあればやらせてください。」
LINE・チャットで先輩に伝えるときの例文
「お疲れさまです。忘年会の余興の件、声をかけていただいてありがとうございます!
年末は〇〇の締め切りが重なっていて、練習の時間がとれそうにありません…。
当日の受付や司会のお手伝いなら、ぜひやらせてください。一度ご相談させていただけるとうれしいです。」
幹事に「全員参加のゲームに変えませんか」と提案するときの例文
「幹事おつかれさまです。余興の件でひとつ提案なのですが、今年は新人の出し物のかわりに、全員参加のゲームにしてみるのはどうでしょう。スマホで遊べるゲームや1年をふり返るクイズなら、準備が少なくて、部長たちも一緒に楽しめると思います。進行は自分が担当します!」
全部断るのがむずかしいとき(同期と相談する例文)
「同期で話し合ったのですが、今年は〇人でひとつにまとめて、5分ほどの短い出し物にさせていただけないでしょうか。年末で練習の時間があまりとれないので、みんなが参加できる形にしたいと考えています。」
「ゼロか100か」ではなく、時間を短くする・人数をまとめる・ゲームに変えるなど、負担を小さくするお願いも立派な選択肢です。
ぺ原人「やりません」じゃなくて「代わりにこれやります」。この一言があるだけで、先輩の受け取り方がぜんぜんちがうんだよね。
どうしても断れないときの、練習いらずの乗り切り方
「新人の出し物は毎年恒例だから」と、断りにくい職場もありますよね。そんなときは、芸を見せるのではなく、場を回す側にまわるのがいちばんラクです。練習がいらず、スベる心配も少なくなります。

全員参加のゲームの「進行役」になる
ビンゴやスマホのゲームの司会を、新人が担当する形です。前には立ちますが、やることはルールの説明と「次いきまーす」の声かけだけ。主役は参加している全員なので、注目が自分に集まりすぎません。
「今年1年ふり返りクイズ」を出す
忘年会ならではの出し物です。部署の今年の出来事から5問ほど作り、全員に答えてもらいます。「今年いちばん多かった会議室は?」「部長が春に始めた習慣は?」のように、だれもが笑える内容にしましょう。準備はスマホのメモだけで足ります。
新人みんなで「来年の抱負」リレーをする
新人が順番に、ひとこと抱負を言ってバトンを回します。1人15秒ほどで終わるので、人前が苦手でも乗り切りやすいはず。最後に「来年もよろしくお願いします!」と全員で頭を下げれば、1年の締めくくりらしくまとまります。
ビンゴの景品発表係になる
景品を読み上げて、当たった人に手渡す係です。セリフは決まっているので、アドリブはほぼいりません。景品の受け渡しで、ふだん話せない上司と自然に話すきっかけにもなります。
| 乗り切り方 | 準備 | 人前に出る度合い | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ゲームの進行役 | ルールを読むだけ | 中くらい | 話すのは平気な人 |
| ふり返りクイズ | 問題を5問作る | 中くらい | 部署のことにくわしい人 |
| 来年の抱負リレー | ひとこと考える | 少なめ | 人前がとくに苦手な人 |
| 景品発表係 | ほぼなし | 少なめ | 裏方が好きな人 |
「せっかくならダンスなどの出し物に挑戦したい」という人は、別の記事にまとめています。新人がやらなくてすむように、プロを呼ぶ方法もあります。
くわしくはこちら:女子でもやりやすい忘年会の出し物アイデア
くわしくはこちら:忘年会に芸人を呼ぶときの流れと注意点
新人がやりがちな失敗と、忘年会当日までのチェックリスト
余興を断るにしても、軽くやるにしても、つまずきやすいところは決まっています。先に知っておくだけで、ぐっと気がラクになりますよ。
| よくある失敗 | 防ぎ方 |
|---|---|
| 直前まで言い出せず、断れなくなる | 内容が決まる前、11月中に相談する |
| 1人で悩んで抱えこむ | 同期や話しやすい先輩に先に相談する |
| 上司いじりや内輪ネタがすぎる | いじられる本人も笑える内容にしぼる |
| 余興を断ったうえ、忘年会も欠席する | 会には出て、裏方で参加する姿勢を見せる |
12月の忘年会に向けた、ざっくりした流れです。
- 11月中旬:余興の話が出たら、やるか・断るか・形を変えるかを考える
- 11月下旬:上司・先輩・幹事に相談し、自分の役割を決めてもらう
- 12月(1週間前):進行の台本やクイズの問題を、スマホのメモに用意する
- 当日:会の流れと自分の出番を幹事と確認し、あとは楽しむ
ぺ原人上司いじりは、本人が笑えないと一気に場が冷えるっぺ…。ネタに使う人には、先に「いいですか?」って聞いておくと安心だよ。
ついでに盛り上げるなら、余興をみんなで遊べるゲームに変えよう
新人の出し物のかわりに全員参加のゲームにすると、新人の負担が減るうえに、上司や先輩も一緒に盛り上がれます。ビンゴや1年ふり返りクイズのほか、スマホで遊べるゲームも手軽です。
たとえばぺげは、スマホのブラウザだけで遊べるパーティーゲーム集です。アプリのインストールも会員登録もいらず、無料で遊べます。部屋を作る人が合言葉を出し、ほかの人は合言葉かLINEなどの招待リンクで入るだけ。職場の忘年会なら、無料のふつうのモードで十分楽しめます。

NGナイン:会話そのものがゲームになるから、新人も話の輪に入りやすい
自分にしか見えないNGワード9つのカードがあり、その言葉をほかの人に言わせたらストライク。3つで三振です。ふつうにおしゃべりするだけで進むので、話題がなくても会話が続きます。3〜12人で遊べるので、部署の忘年会にも合います。
トカロン:思い出話がゲームになるから、1年をふり返る忘年会にぴったり
親がお題にそって60秒、思い出話をします。ほかの人は「最初に出そうな言葉」を選んで待ち、出たら「ロン」。聞く側は文字を書かないので、話すのが苦手な人も参加しやすいゲームです。1局約2分、3〜12人で遊べて、麻雀を知らなくても大丈夫です。
イコラ:投票するだけだから、職場でも気まずくならない
お題とAが出て、親がAと同じくらい票が入りそうなBを書きます。みんなの票がちょうど半々に割れたら「イコラ!」。ふつうのお題は有名人・カラオケ・マンガ・お菓子などなので、年齢や立場がちがっても楽しめます。3〜8人(4人以上がおすすめ)なので、人数が多いときはテーブルごとに遊ぶのがおすすめです。
ぺ原人新人が1人で前に出なくても、みんなで遊べば宴じゃ!幹事に「ゲームにしませんか」って言うだけで、あとは一気に盛り上げるっぺ!
あわせて読みたい:忘年会の余興アイデアと、盛り上げるコツをまとめて見る
忘年会の余興と新人についてよくある質問
新人が余興を断ったら、評価が下がりますか?
余興を断ったことだけで、仕事の評価が決まるとは考えにくいです。ただ、職場の雰囲気は会社によってちがいます。早めに、お礼と代わりの役割をそえて伝えれば、印象を悪くするおそれはぐっと小さくなります。
余興がいやなら、忘年会そのものを欠席してもいいですか?
忘年会は勤務時間外の行事であることが多いですが、業務として扱う会社もあります。参加が必要かどうかは会社によってちがうので、迷ったら上司や担当者に確認しておくと安心です。余興だけを断って、会には出るという選び方もできます。
余興の練習は、勤務時間にふくまれますか?
これも会社のきまりによってちがうため、ここでは言い切れません。練習が何度も業務のあとに入りそうなときは、上司や人事の担当者に相談してみましょう。練習のいらない形に変えてもらうのも一つの手です。
余興をやらない新人は、当日なにをすればいいですか?
受付、飲み物の注文の取りまとめ、ゲームの進行、景品の受け渡しなどがおすすめです。役割があると、ふだん話す機会の少ない上司ともあいさつしやすくなります。
当日いきなり一発芸をふられたら、どう返せばいいですか?
「すみません、来年までにしっかり仕込んでおきます!」と笑って返すのが無難です。ひとことで終わらせたいときは、「では、来年の抱負を言わせてください」と切りかえても、場の空気はこわれません。
まとめ:新人の余興は、断っても形を変えてもいい
まとめ
- 新人が余興をやりたくないのは、わがままではない
- 強要や体を張る芸、一気飲みは、ハラスメントにつながることもある
- 断るときは「早めに・お礼をそえて・代わりの役割を」
- 断れないときは、進行役やふり返りクイズで乗り切る
- 全員参加のゲームに変えれば、新人も上司も一緒に楽しめる
忘年会は、1年おつかれさまでしたと、おたがいをねぎらう会です。新人だけががまんする会にしなくて大丈夫。自分に合った関わり方を、早めに伝えてみましょう。
「余興はちょっと…」の一言から、職場の忘年会がもっと楽しくなることもあります。2026年の忘年会が、あなたにとってもほっとできる時間になりますように。
あわせて読みたい:忘年会の余興アイデアと、盛り上げるコツをまとめて見る
ぺ原人苦手なことは、苦手って言っていいんだよ。みんなが笑える忘年会にして、気持ちよく1年をしめくくろう!





