若者(20代)が忘年会を避けるのは、職場の人との交流そのものがいやだからではなく、「上司への過度な気遣い」「お酒の強要」「説教や昔話」がしんどいからです。勤務時間外のプライベートを大切にする人が多いので、強制参加の雰囲気や遅い時間までの拘束も参加のハードルを上げます。
若い人が来やすくなる工夫
- ソフトドリンクでも気兼ねなく乾杯できる雰囲気にする
- 強制参加にせず、遅い時間まで引きとめない
- 仕事のダメ出しや武勇伝ではなく、だれでも話しやすい話題を用意する
リモートワークの広がりやハラスメント対策、経費削減を理由に、忘年会をやらない会社も増えています。廃止を考える会社向けの「代わりの交流方法」も、このあと紹介しています。
忘年会に対する若者(20代)の本音とは?

まずは、忘年会に対する若者(20代)の本音を見ていきましょう。決して「職場の誰とも話したくない」というわけではなく、根底には特有の価値観や悩みがあります。
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業務時間外のプライベートを大切にしたい
今の20代の若者は、仕事とプライベートの境界線をはっきりと引き、タイムパフォーマンス(タイパ)を重視する傾向があります。「勤務時間外に会社の人と過ごすのは、プライベートの時間が削られている」と感じやすいのが正直なところです。
そのため、強制参加の雰囲気を出されたり、遅い時間まで拘束されたりすると、参加へのハードルが一気に上がってしまいます。
上司への気遣いやお酒の強要が負担
お酌をしたり、空いたグラスを気にしたりといった「飲み会のマナー」に慣れておらず、上司への過度な気遣いを負担に感じる若者も少なくありません。また、お酒が飲めない体質の人も多く、「無理に飲まされるのではないか」という不安を抱えています。
「とりあえずビール」といった習慣に縛られず、ソフトドリンクでも気兼ねなく乾杯できるフラットな雰囲気が求められています。
仕事の説教や昔話を聞かされるのがしんどい
お酒の席で、仕事のダメ出しをされたり、上司の武勇伝や昔話を延々と聞かされたりすることを苦痛に感じる若者は多いです。「つまらない」と感じてしまうと、翌年からの参加率は大きく下がってしまいます。
くわしくはこちら:忘年会がつまらない・行きたくない理由と乗り切る方法
また、世代が違うと共通の話題を見つけるのも一苦労です。プライベートに踏み込みすぎず、誰もが話しやすい話題を用意しておくことが大切です。
くわしくはこちら:忘年会で盛り上がる話題・NGな話題まとめ
なぜ?忘年会をやらない会社や廃止して減った理由
近年では、「うちは忘年会をやらない会社だ」という声を聞くことも増えました。実際に忘年会を廃止し、年末の宴会そのものが減った背景には、いくつかの理由があります。
働き方の多様化とリモートワークの普及
リモートワークの普及や、フレックスタイム制の導入により、全社員が一堂に会すること自体が難しくなりました。住んでいる場所が離れている社員もいるため、夜の居酒屋に集合するというこれまでのスタイルが合わなくなってきているのです。
コンプライアンスやハラスメントリスクの回避
お酒が入る席では、どうしてもセクハラやパワハラなどのハラスメントリスクが高まります。無意識のうちに部下を傷つけたり、不快な思いをさせたりするトラブルを防ぐために、会社としての公式な飲み会を廃止する判断を下す企業もあります。
ぺ原人お酒が入ると、つい気が大きくなっちゃう人もいるから要注意だっぺ…
会社としての経費削減
会社の経費で忘年会を行っていた企業の場合、コスト削減の一環として宴会をとりやめるケースもあります。大人数の宴会は飲食代だけでも大きな出費になるため、その費用を社員の福利厚生や別の形での還元に回すという考え方です。
忘年会がない会社はどうしてる?代わりの交流アイデア
忘年会がない会社でも、社員同士の労をねぎらう場は必要です。夜の飲み会が減った代わりに、若者も参加しやすい次のようなスタイルを取り入れる企業が増えています。
| 交流のスタイル | メリット |
|---|---|
| 豪華なランチ会 | 勤務時間内で終わり、お酒の強要がない。夜より安く良いものが食べられる。 |
| 社内での納会(ケータリング) | 移動の手間がなく、仕事のキリが良いタイミングで自由に参加・退出できる。 |
| 就業時間内のティータイム | お酒が苦手な人も安心。短時間で集中してリフレッシュできる。 |
このように、時間帯を昼間にずらしたり、会社の会議室を利用したりすることで、若者の「タイパ」や「プライベート重視」の価値観にも寄り添うことができます。お酒がなくても、美味しい食事やスイーツがあれば十分に1年の労をねぎらうことができます。

若者が参加したくなる忘年会にするための工夫
「それでもやっぱり、1年の締めくくりに忘年会を開催したい」という場合は、若者が負担に感じないための工夫が必要です。次のようなポイントを押さえておけば、世代間のギャップを埋めることができます。
強制参加にせず、欠席の理由も深追いしない
「全員参加が当たり前」という雰囲気を出さないことが大前提です。案内文には「自由参加ですので、お気軽にお返事ください」と添えるなど、断りやすい逃げ道を作っておきましょう。欠席の理由を聞かれたくない若者も多いので、深く追求しないのがマナーです。
終了時間をきっちり守り、二次会は無理に誘わない
ダラダラと長引く飲み会は、一番嫌がられます。事前にお店に「時間通りでお願いします」と伝えておき、終了時間を厳守しましょう。また、二次会は「行きたい人だけで行く」というスタンスを徹底し、一次会でスッと帰れる空気を作ることが大切です。
席順を工夫して、上司と若者を無理にくっつけない
上司の隣に若者を座らせてお酌をさせるような席順は避けましょう。くじ引きでランダムに決めたり、若者同士が固まって座れるエリアを作ったりすることで、緊張感なく楽しむことができます。
ついでに盛り上げるなら、スマホで遊べるゲーム
忘年会で、世代が違う上司と若者が自然に打ち解けるには、全員が参加できる簡単なゲームを取り入れるのがおすすめです。そこでおすすめなのが、スマホのブラウザだけで遊べるパーティーゲーム集「ぺげ」です。
アプリのインストールや会員登録は不要。全員が自分のスマホを使うので、席を移動しなくても遊べます。お酒を飲んでいない人も、会話に混ざるのが苦手な人も、一緒に楽しむことができますよ。

価値観の違いで盛り上がる「イコラ」
「イコラ」は、親が出した2つの選択肢に対して、みんなで投票するゲームです。票がちょうど半々に割れたらクリア。初対面の人がいたり、世代が違ったりしても、価値観の違いで自然に盛り上がれます。職場の忘年会でも気まずくならない、無難なお題がそろっています。
会話がそのままゲームになる「NGナイン」
「何を話していいかわからない」という若者が多いなら、「NGナイン」がぴったりです。自分のスマホに表示されたNGワードを、ほかの人に言わせるように誘導しながら会話をします。ゲームを進めること自体が会話になるので、沈黙が怖くありません。
聞いているだけでも楽しい「トカロン」
大人数になりがちな会社の忘年会には「トカロン」もおすすめです。親が60秒間思い出話をし、ほかの人は「最初に出そうな言葉」を選んで待つだけ。麻雀のルールを知らなくても遊べますし、文字を入力する必要がないので、お酒を飲んでいても簡単です。
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忘年会と若者に関するよくある質問
会社の忘年会に行かないと評価に響く?
忘年会の出欠が直接の人事評価や査定に影響することは、基本的にはありません。ただし、「人間関係の構築」という面で、欠席が続くことでコミュニケーションの機会が減り、業務が少しスムーズに進めにくくなる可能性はゼロではありません。
お酒が飲めないけど参加してもいい?
もちろん大丈夫です。最近は、お酒を飲まない若者も多いため、最初からソフトドリンクやノンアルコール飲料を頼んでも浮かない雰囲気ができつつあります。乾杯からウーロン茶でも全く問題ありません。
新入社員は幹事や余興をやらないといけないの?
「新人が幹事や出し物をする」という慣習が残っている会社もありますが、強制ではありません。もし負担に感じるなら、無理に一人で抱え込まず、年の近い先輩に相談して一緒に準備を進めるのがおすすめです。
忘年会の会費の相場はどれくらい?
会社の忘年会の場合、4,000円〜6,000円程度が一般的な目安です。会社によっては、会社が一部または全額を負担してくれる場合もありますし、役職に応じて会費が変わる(若者は安く設定される)ケースもあります。
まとめ:若者も上司も無理なく楽しめる忘年会を
まとめ
- 若者は「プライベートの確保」と「気遣いの少なさ」を重視している。
- 忘年会をやらない会社は、ランチ会などで代用している。
- 終了時間を守り、無理にお酒を飲ませない雰囲気が大切。
- スマホのゲームを使えば、席を立たずに全員で盛り上がれる。
若者の本音を知ると、「忘年会ってめんどくさいものなんだな」と感じてしまうかもしれません。しかし、お酒の強要や堅苦しいマナーをなくし、フラットに交流できる場になれば、若者も喜んで参加してくれるはずです。
今年の忘年会は、世代間のギャップを埋める工夫を取り入れて、誰もが「参加してよかった」と思える時間にしてくださいね。
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