忘年会のパワポは、当日の進行表を1枚ずつスライドにするだけでまとまります。遠くの席からちらっと見る人がほとんどなので、「1枚に1つのこと」「いま何の時間か」が伝われば十分で、進行の部分は10枚前後が目安です。
- タイトル(〇〇部 2026年 忘年会)と本日の流れ
- 開会のあいさつ・乾杯(話す人の名前を入れる)
- ご歓談ください(料理・飲み物の案内)
- 1年のふり返り(月ごとの写真のスライドショー)
- 表彰・ゲーム・ビンゴなどの企画
- 締めのあいさつと「1年間おつかれさまでした」
作り始める前に、3〜4週間前には会場のプロジェクターや端子(HDMIなど)、画面の形(16:9か4:3か)を確認しておきましょう。変換アダプターを1つ自分で持っていくと、当日つながらない心配がぐっと減ります。
忘年会のパワポは「進行表をそのまま映す」構成でOK
宴会のスライドは、仕事のプレゼン資料とはちがいます。お酒や料理を楽しみながら、遠くの席からちらっと見る人がほとんどです。
だから、細かい説明はいりません。「1枚に1つのこと」「いま何の時間か」が伝われば十分です。まずは基本の形を見てみましょう。
基本の構成例(会社の忘年会・2時間の場合)
| 順番 | スライドの内容 | 映すタイミング |
|---|---|---|
| 1 | タイトル(〇〇部 2026年 忘年会) | 受付〜開始まで |
| 2 | 本日の流れ(タイムテーブル) | 開会の前後 |
| 3 | 開会のあいさつ(話す人の名前) | 開会 |
| 4 | 乾杯(乾杯の発声をする人の名前) | 乾杯 |
| 5 | ご歓談ください(料理・飲み物の案内) | 歓談中 |
| 6 | 1年のふり返り(写真のスライドショー) | 歓談の途中 |
| 7 | 表彰・ゲーム・ビンゴなどの企画 | メインの時間 |
| 8 | 締めのあいさつ(話す人の名前) | 締め |
| 9 | 1年間おつかれさまでした | 終わり〜退場まで |
進行のスライドだけなら、10枚前後が目安です。写真のスライドショーや表彰を入れると枚数は増えますが、進行の部分は少ないほうが、当日の操作でまちがえません。
忘年会らしくなる3つのスライド
ふつうの飲み会とのちがいは、忘年会が「1年をしめくくる会」であること。次の3つを入れると、ぐっと忘年会らしい画面になります。
- 1年のふり返り:1月から12月まで、月ごとの写真や出来事を並べる
- 1年のねぎらい:「今年のMVP」などの表彰や、感謝のメッセージ
- 来年への言葉:「2027年もよろしくお願いします」のエンディング
ぺ原人忘年会のスライドは、きれいさより「いま何の時間か」が伝わることが大事なんだよね。手をかけるのは、ふり返りと表彰のところだけで十分だよ。

忘年会のスライドの作り方|当日までの5ステップ
年末は仕事も忙しい時期です。直前にあわてないように、作る順番を決めておきましょう。それぞれに、だいたいの時期の目安もつけています。
ステップ1:会場で映せるかを確認する(3〜4週間前)
最初にやるのは、スライド作りではなく機材の確認です。12月はお店がいちばん混む時期なので、予約のときに一緒に聞いておくと安心です。
- プロジェクターやモニターがあるか(貸し出しが有料かどうかも)
- パソコンとつなぐ端子(HDMIなど)と、変換アダプターがいるか
- 画面の形が、横長の16:9か、四角に近い4:3か
- パソコンの音を、会場のスピーカーで流せるか
- マイクがあるか、何本あるか
- 電源のコンセントがどこにあるか
画面の形が合っていないと、左右に黒い帯が出たり、文字が切れたりします。パワポの「デザイン」タブにある「スライドのサイズ」で、会場の画面に合わせておきましょう。
ぺ原人当日つないでみたら端子が合わない……これがいちばんこわいんだっぺ。変換アダプターを1つ自分で持っていくだけで、ずいぶん安心だよ。
ステップ2:進行表を決めて、スライドの枚数を決める(2〜3週間前)
次に、進行表(タイムテーブル)を決めます。だれがあいさつをするか、表彰やゲームをするか、何時に終わるか。ここが決まれば、スライドの枚数も自然に決まります。
あいさつをお願いする人には、スライドに名前と肩書きを出してよいかも聞いておきましょう。名前の漢字のまちがいは、意外と目立ちます。
ステップ3:テンプレートを選んで、色と文字をそろえる(2週間前)
ゼロから作るより、テンプレートを使うほうが早く、見た目もそろいます。忘年会向けのテンプレートの探し方は、このあとくわしく紹介します。
色は2〜3色、文字の種類(フォント)は1〜2種類にしぼるのがコツ。赤・金・深い緑のような年末らしい色を選ぶと、それだけで雰囲気が出ます。
ステップ4:写真と文字を入れる(1〜2週間前)
ふり返りに使う写真は、早めに集めましょう。社内のチャットで「今年の写真、あったらください」と声をかけておくと、思った以上に集まります。
写っている人には、映してよいかをひとこと確認しておくと安心です。お客さまや社外の人が写っている写真は、使わないほうが無難ですね。
ステップ5:通して見る・予備を用意する(前日まで)
最後に、スライドショーで最初から最後まで通して見ます。誤字や名前のまちがい、音がちゃんと鳴るかを、ここでまとめてチェックしましょう。
- パソコンのほかに、USBメモリやクラウドにもファイルを入れておく
- PDFでも保存しておく(アニメーションや音は消えるが、どのパソコンでも開ける)
- 会場のパソコンを借りるときは、文字の位置がずれないか事前に確認する
- スライドを送る人(司会か、別の人か)を決めておく
そのまま使える忘年会スライドの文面例
スライドに何と書けばいいか迷ったら、下の文面をそのまま使ってください。会社の忘年会向けと、友だちの忘年会向けに分けています。
タイトル・オープニングのスライド
| 場面 | 会社向け | 友だち向け |
|---|---|---|
| タイトル | 〇〇部 2026年 忘年会/1年間おつかれさまでした | 〇〇会 2026 忘年会/今年もよく笑った! |
| 開始前 | まもなく開会いたします/お飲み物がお手元にあるか、ご確認ください | そろそろ始めるよ!飲み物、持った? |
| 本日の流れ | 19:00 開会のごあいさつ/19:05 乾杯/20:00 表彰/20:50 締めのごあいさつ | 乾杯 → 自由タイム → ゲーム → 締め |
乾杯・歓談のスライド
| 場面 | 会社向け | 友だち向け |
|---|---|---|
| 乾杯 | 乾杯のごあいさつ 〇〇部長 | 今年もおつかれ!カンパイ! |
| 歓談 | しばらくご歓談ください/お酒はご自分のペースで。ソフトドリンクもございます | しばらく自由タイム!飲めない人はソフドリもあるよ |
歓談のスライドに「お酒はご自分のペースで」と入れておくと、飲めない人も気が楽になります。無理に飲ませない空気を、画面からも作っておきましょう。
ふり返り・表彰のスライド
| 場面 | 会社向け | 友だち向け |
|---|---|---|
| ふり返り | 2026年をふり返ろう/1月〜12月のできごと | 2026年の思い出、ぜんぶ見せます |
| 表彰の始まり | 2026年 〇〇部アワード/今年いちばん輝いた人は? | 2026年 〇〇会アワード、発表! |
表彰の賞の名前は、だれが聞いてもうれしいものにすると安心です。たとえば、次のような賞が使いやすいですよ。
- 今年のMVP賞(いちばん活躍した人)
- チームを救ったで賞(ピンチを助けてくれた人)
- いつも笑顔で賞(場を明るくしてくれた人)
- ベストサポート賞(裏で支えてくれた人)
- がんばった新人賞(今年入った人)
いじる系の賞を入れるなら、本人が笑える内容かどうかを先に確認しておきましょう。年の終わりに、だれかが気まずくなるのはさけたいところです。
締め・エンディングのスライド
| 場面 | 会社向け | 友だち向け |
|---|---|---|
| 締め | 締めのごあいさつ 〇〇課長 | 締めはこの人!〇〇からひとこと |
| エンディング | 1年間おつかれさまでした/2027年もよろしくお願いいたします | 今年もありがとう!来年もよろしく! |
| 退場 | お忘れ物のないよう、お気をつけてお帰りください | 気をつけて帰ってね。良いお年を! |
ぺ原人最後のスライドって、みんなが帰るまでずっと映ってるんだよね。「1年間おつかれさまでした」の一言があるだけで、いい会だったなって気持ちで帰れるよ。
忘年会のパワポ・pptテンプレートはどこで探す?
「忘年会 ppt」で探しているのは、PowerPointで開けるスライドのひな形(テンプレート)のことが多いはずです。ファイルの形式は、今は「.pptx」がふつうで、「.ppt」は古い形式。どちらもPowerPointで開けます。
忘年会に使いやすいテンプレートがある場所を、くらべやすく表にしました。
| 探す場所 | どんなものがあるか | 向いている人 |
|---|---|---|
| Microsoftの「Officeテンプレート」 | 社員クイズ、部署別紹介のフォトムービー、ビンゴルーレットなど、宴会向けのPowerPointテンプレート。写真と文字を差し替えるだけで使えるものもある | PowerPointで作る人 |
| Canva | 忘年会の案内やチラシなど、年末らしいデザインが多い。ブラウザで編集でき、何人かで一緒に直せる | デザインに自信がない人・分担して作る人 |
| SlidesCarnival | 年末パーティーの表彰状スライドなど。PowerPointやGoogleスライド用にダウンロードできる | 表彰のスライドを作りたい人 |
無料のテンプレートでも、使える範囲(社内だけか、クレジットの表記がいるか など)はサイトごとにちがいます。使う前に、利用規約をひと目見ておくと安心です。
パワポがないときは、GoogleスライドやCanvaでも作れる
パソコンにPowerPointが入っていなくても大丈夫です。Googleスライドは、Googleアカウントがあれば無料で使えて、PowerPointの形式で保存することもできます。
会場のパソコンを借りる場合は、そのパソコンで開けるかを先に確認しておきましょう。迷ったら、PDFも一緒に用意しておくと困りません。
忘年会のスライドの背景・素材を選ぶコツ
背景は、おしゃれさより文字の読みやすさを優先します。濃い色の背景なら白い文字、明るい背景なら濃い色の文字にすると、遠くからでも読めますよ。
写真やイラストを背景にするときは、文字をのせる部分にだけ色の帯をしくと、ぐっと見やすくなります。雪の結晶やイルミネーションの素材を少し足すだけでも、年末らしさは十分に出ます。
忘年会のスライドで盛り上げるコツと、よくある失敗
同じ内容でも、見せ方を少し工夫するだけで会場の反応は変わります。反対に、ありがちな失敗は前もって防げるものばかりです。
盛り上がるスライドにする5つのコツ
- 文字は大きく、1枚にのせる言葉は少なく。いちばん後ろの席から読めるかで考える
- ふり返りの写真は、顔がよく見えるものを選ぶ。できれば全員が1回は写るように
- 表彰は「今年のMVPは……」と「名前」の2枚に分けると、発表にドキドキが出る
- アニメーションは、表彰の発表など「ここぞ」の場面だけに使う
- 歓談中は、写真のスライドショーを自動で切り替えて流しておく(「画面切り替え」で秒数を決められる)
よくある失敗と、その防ぎ方
| よくある失敗 | 防ぎ方 |
|---|---|
| 文字が小さくて読めない | 会場で一度映して、後ろの席から確認する |
| 動画や音楽の音が出ない | 会場のスピーカーにつなげるか事前に確認。出ないときは司会が読み上げると決めておく |
| 画面の端が切れる・黒い帯が出る | スライドのサイズを会場の画面(16:9か4:3か)に合わせる |
| スライドを送るタイミングがずれる | 進行表に「ここでスライド〇枚目」と書きこみ、送る人と共有する |
| 写真で気まずい空気になる | 本人がOKした写真だけ使う。いじる写真は入れすぎない |
ぺ原人表彰の画面で名前の漢字がまちがってたら、本当にあせるんだよね…。前日に一度、出てくる名前を全部読み上げてチェックしておこう。
スライドでクイズを出題する方法もありますが、問題と答えのページで枚数がかなり増えます。クイズの作り方や問題の例は、別の記事でまとめています。
くわしくはこちら:忘年会で盛り上がるクイズの作り方と問題例
オンラインでつなぐ忘年会なら、スライドは画面共有で見せることになります。オンラインならではの進め方は、こちらを参考にしてください。
くわしくはこちら:Zoom忘年会の進め方と盛り上がる工夫

ついでに盛り上げるなら|ゲームはスマホで進めるとスライドが楽になる
スライドでゲームまで作ろうとすると、問題や答え、得点のページが増えて、準備がいちばん重くなります。年末の忙しい時期に、そこまで作りこむのは大変ですよね。
そんなときは、ゲームの時間だけぺげにまかせる手もあります。スマホのブラウザだけで遊べるパーティーゲーム集で、アプリのインストールも会員登録もいりません。スライドには「ゲームタイム」の1枚を映しておくだけで大丈夫です。

1人1台のスマホで遊びます。部屋を作る人が合言葉を出し、ほかの人は合言葉か、LINEなどで送る招待リンクで入るだけ。無料で遊べるので、会社の忘年会ならふつうのモードで十分楽しめます。
職場でも気まずくならない「イコラ」
お題と答えAが出て、親がAと同じくらい票が入りそうなBを考えます。みんなの票がちょうど半々に割れたら「イコラ!」。ふつうのお題は有名人・カラオケ・マンガ・お菓子などなので、上司と部下がまざった席でも安心して遊べます。
景品をかけて勝負するなら「マイダビ」
親がお題の答え8つから本音の1〜3着を決め、ほかの人は馬券で予想します。実際のお金はかからず、ゲーム内のお金で順位が出るので、景品をかけた勝負にぴったりです。だれがだれの本音をわかっていたかが「理解度グラフ」で出るのも、1年いっしょに過ごした仲間ならではの楽しさです。
大人数の忘年会なら「トカロン」
親がお題にそって60秒、思い出話をします。ほかの人は「最初に出そうな言葉」を選んで待ち、出たら「ロン」。12人まで遊べて、1局約2分とテンポがよく、聞く側は文字を書かないので、お酒が入った席でもかんたんです。麻雀を知らなくても遊べます。
もちろん、スライドとの相性がいいビンゴも定番です。ビンゴルーレットのテンプレートを使えば、スクリーンに数字を映して全員で楽しめます。罰ゲームを入れるなら、内容はみんなで決めておきましょう。
ぺ原人スライドは進行役、ゲームはスマホ、って分けちゃえば幹事はぐっと楽になるよ。あとはみんなで一気に盛り上げるっぺ!
あわせて読みたい:忘年会で盛り上がるゲームを場面別に紹介
忘年会のスライドについてよくある質問
会場にプロジェクターがないときは、どうすればいい?
個室に大きいテレビがあれば、HDMIケーブルでパソコンをつないで映せることがあります。お店に聞いてみて、むずかしければ、紙の進行表を配ったり、司会が口で進めたりする形に切りかえましょう。ゲームは、スマホで遊べるものにすれば画面がなくても進められます。
スマホやタブレットだけでスライドは作れる?
PowerPointやGoogleスライド、Canvaにはスマホ用のアプリもあるので、文字の入れかえくらいならできます。ただ、写真をたくさん並べたり、会場の機材につないだりするなら、パソコンのほうが安心です。
ふり返りのスライドショーにBGMを入れるときの注意は?
まずは会場で音を流せるかを確認し、音量は小さめから始めると、歓談のじゃまになりません。曲の使い方にきまりがある会社もあるので、気になるときは担当の人に確認しておくと安心です。
幹事ひとりでスライドを作るのが大変です
「写真を集める人」「表彰する人を決める人」「スライドを作って送る人」のように、分担してしまうのがおすすめです。CanvaやGoogleスライドなら、何人かで同じファイルを一緒に直せます。
当日、パソコンが動かなくなったら?
USBメモリやクラウドに入れておいたファイルを、別のパソコンやお店の機材で開きます。それもむずかしいときのために、進行表を紙かスマホで手元に持っておけば、スライドなしでも会は最後まで進められます。
まとめ:忘年会のパワポは「進行がわかる」が一番
まとめ
- 忘年会のパワポ(スライド)は、進行表を1枚ずつ映す構成でまとまる
- 「1年のふり返り」「表彰」「来年への言葉」を入れると忘年会らしくなる
- 最初にやるのは機材の確認。端子・画面の形・音を予約のときに聞いておく
- テンプレートはOfficeテンプレートやCanvaなどで探し、利用規約も確認する
- ゲームまでスライドで作らず、スマホで遊べるものにまかせると準備が楽
宴会のスライドは、プロのようなデザインでなくても大丈夫です。「いま何の時間か」がわかって、1年をねぎらう言葉が入っていれば、それだけで会はなめらかに進みます。
まずは進行表を1枚書くところから始めてみてください。そこまでできれば、スライドはもう半分できたようなものです。
あわせて読みたい:忘年会で盛り上がるゲームを場面別に紹介
ぺ原人準備してくれる幹事がいるから、みんなが笑って1年をしめくくれるんだよね。今年の締めくくり、いい宴にしよう!





