けん玉がうまくなるいちばんのコツは、腕ではなく膝のクッションで玉を受け止めることです。はじめての人は、いちばん受けやすい「大皿」から、次の順で練習してみてください。
- 大皿持ち(親指と人差し指でけんの根元をつまむ)で構え、玉をまっすぐ下にたらす
- 「1」で膝を曲げる
- 「2」で膝を伸ばし、玉を真上に引き上げる
- 「3」でもう一度膝を曲げ、大皿でふんわりキャッチ
大皿ができたら小皿、けん持ちに変えて中皿へと進みます。けん玉のルーツがフランスの「ビルボケ」だという由来の話や、子ども向けのけん玉の選び方も、このあとくわしく書いています。
お正月遊びのけん玉、その意味や由来は?
昔からお正月遊びとして親しまれているけん玉ですが、実は日本発祥のおもちゃではないことをご存じでしょうか。ここでは、けん玉の歴史とお正月に遊ばれるようになった理由を解説します。
けん玉の起源はフランスの「ビルボケ」
けん玉のルーツは、16世紀のフランスで大流行した「ビルボケ」というおもちゃだと言われています。日本では江戸時代中期(1777〜1778年ごろ)の文献に登場し、当時の開港地だった長崎から広まったと考えられています(伝わった道すじには、ほかの説もあります)。
日本に伝わった当初は、お酒の席での大人の遊びだったそうです。その後、大正時代に広島県で、玉を受けるお皿とけん先を組み合わせた「日月ボール」が考案されました。これが、私たちがよく知る現在のけん玉の原型です。
ぺ原人日本の伝統的な遊びだと思っていたら、海を渡ってきたんだね!歴史を知るとおもしろいっぺ。
お正月に遊ばれるようになった理由
けん玉がお正月の風物詩になったはっきりとした理由は一つではありませんが、冬の時期に室内で安全に遊べる道具として、昭和時代に学童保育や学校を通じて広まったことが大きな要因とされています。
また、お正月は普段離れて暮らす祖父母や親戚が集まる特別な日です。けん玉は特別な準備がいらず、少しのスペースがあればだれでもすぐに遊べます。「おじいちゃんが孫に技を教える」といったコミュニケーションのきっかけになるため、お正月の団らんの場にぴったりだったのです。
【準備編】けん玉の各部位と基本的な持ち方
けん玉を上手に扱うには、まず道具の名前と正しい持ち方を知ることが大切です。基本的な知識を確認しておきましょう。

けん玉の部位の名前
けん玉は、大きく分けて「けん」と「玉」、そしてそれをつなぐ「糸」でできています。けんはさらに細かく名前が分かれています。
| 部位の名前 | 説明 |
|---|---|
| 大皿(おおざら) | けんの左右についているお皿のうち、大きい方。 |
| 小皿(こざら) | けんの左右についているお皿のうち、小さい方。 |
| 中皿(ちゅうざら) | けんの一番下(持ち手の底)にあるお皿。 |
| けん先(けんさき) | けんの一番上にある、とがった部分。玉の穴に入れます。 |
| すべり止め | 中皿の少し上にある、でっぱり部分。 |
どこを使って玉を受け止めるかによって、技の難易度が変わります。最初は一番受け止めやすい「大皿」から練習を始めます。
基本の持ち方
技に合わせて持ち方を変えるのが、けん玉を上達させるコツです。初心者の方は、まず以下の2つの持ち方を覚えておくと安心です。
- 大皿持ち:親指と人差し指でけんの根元(十字になっている部分のすぐ下)をつまみ、中指と薬指を小皿に軽く添えます。大皿や小皿に玉を乗せるときに使います。
- けん持ち:けんの持ち手部分(すべり止めと十字の間)を、鉛筆を握るようにしっかり持ちます。中皿に玉を乗せたり、けん先に玉を入れたりするときに使います。
ぺ原人持ち方が違うと、うまく玉が乗らなくてイライラしちゃうから、大人が最初に教えてあげるといいよ。
家族で挑戦!けん玉の簡単な技と上達のコツ
持ち方を覚えたら、さっそく技に挑戦してみましょう。家族で「誰が一番早くできるか」を競うのも、お正月ならではの盛り上がり方です。
まずはここから「大皿・小皿・中皿」
基本中の基本となるのが、お皿に玉を乗せる技です。
- 大皿:大皿持ちで構えます。玉をまっすぐ下に垂らし、真上に引き上げて大皿でキャッチします。
- 小皿:大皿と同じように構え、引き上げた玉を小皿でキャッチします。大皿よりも少し難しいです。
- 中皿:けん持ちで構えます。けん先を下、中皿を上に向けた状態で、引き上げた玉を中皿でキャッチします。
玉を振り回すのではなく、まっすぐ真上に引き上げるのがポイントです。
最大のコツは「膝のクッション」
けん玉は腕の力だけでやろうとすると、玉が暴れてしまい、なかなかお皿に乗りません。上達するための最大のコツは、膝を柔らかく使うことです。
「1(膝を曲げる)、2(膝を伸ばして玉を引き上げる)、3(もう一度膝を曲げて玉をキャッチする)」というリズムを声に出しながら練習してみてください。体全体を使って、玉の勢いをふんわりと吸収する感覚をつかむと、驚くほど簡単に成功するようになります。
ぺ原人「1、2、3!」って声をかけ合いながらやると、みんなで一体感が出てすごく楽しいんだよね!
けん玉の選び方と安全に楽しむための注意点
小さな子どもからお年寄りまで一緒に遊ぶなら、道具の選び方や安全面への配慮も欠かせません。
年齢に合ったけん玉の選び方
本格的に技を楽しみたい大人はもちろん、小学生くらいの子どもには、日本けん玉協会が認定している「競技用けん玉」がおすすめです。サイズや重さのバランスが計算されており、技が決まりやすいように作られています。
一方で、未就学児など小さな子どもには、木製のけん玉は重くて扱いにくいことがあります。その場合は、軽くて安全なプラスチック製のものや、玉を受け止めやすいように最初からお皿が大きく作られている初心者向けのものを選ぶと、失敗しても嫌にならずに楽しめます。
遊ぶときの安全対策
けん玉の玉は硬くて重みがあるため、当たるとケガにつながります。遊ぶときは、以下のことに気をつけましょう。
- 周りに人がいないか確認する:玉を大きく振り回したときにぶつからないよう、十分な間隔を空けて遊びます。
- 振り回さない:まっすぐ上げ下げする基本の遊び方を伝えます。
- 糸の絡まりに注意する:小さな子どもが首に糸を巻き付けてしまわないよう、大人が近くで見守ります。
お正月で人がたくさん集まる部屋では、壁や家具、テーブルの上の食事にぶつからないように、遊ぶ場所をしっかり決めておくことも大切です。
ぺ原人夢中になるとつい周りが見えなくなっちゃうからね。おせち料理に玉が飛んでいかないように気をつけるっぺ……!
お正月遊びの定番!けん玉以外で盛り上がる昔の遊び
お正月には、けん玉以外にも家族みんなで楽しめる昔ながらの遊びがたくさんあります。いくつか用意しておくと、長時間集まっていても飽きずに過ごせます。
・福笑い
目隠しをして顔のパーツを並べる遊びです。できあがった変な顔を見てみんなで大笑いできるため、お正月の初笑いにぴったりです。
くわしくはこちら:お正月に福笑いで遊ぶ由来や作り方
・かるた(百人一首)
読み手が読み上げた札を素早く取る遊びです。文字を覚え始めた小さな子どもから、真剣勝負をしたい大人まで、レベルに合わせて楽しめます。
くわしくはこちら:お正月のかるた遊びの由来と種類
・こま回し
「物事が円滑に回る」という縁起のいい意味が込められた遊びです。回っている時間を競ったり、ぶつけ合ったりして遊びます。
くわしくはこちら:お正月のこま回しの意味と遊び方
・めんこ
地面に置いためんこに自分のめんこを叩きつけ、裏返したら勝ちという遊びです。おじいちゃんやお父さんが腕前を披露するチャンスです。
くわしくはこちら:お正月遊び「めんこ」のルールと勝つコツ
家族や親戚の集まりをさらに盛り上げるなら
けん玉などの昔ながらの遊びを楽しんだあとは、スマホを使ったパーティーゲームで遊んでみるのもおすすめです。ブラウザゲーム集サイト「ぺげ」なら、アプリのインストールや会員登録がいらず、無料で遊べるゲームがそろっています。

1人1台のスマホがあれば、離れた親戚とビデオ通話をつなぎながらでも遊べます。お正月の家族団らんにぴったりの3つのゲームを紹介します。スマホを持っていない子どもは、大人と一緒にチームを組んで楽しんでくださいね。
家族で意見が分かれる?「イコラ」
2択の質問に対して、ちょうど票が半々に割れることを目指すゲームです。世代が違う家族や親戚でも「どっちを選ぶ?」と会話が弾み、かんたんに遊べます。
親戚の思い出話で盛り上がる「トカロン」
親が60秒間思い出話をして、最初に出る言葉を当てるゲームです。お正月ならではの昔話や近況報告をそのままゲームにできるため、大人数が集まる場面にぴったりです。
ホンモノを見抜けるか「クロティア」
ホンモノとニセモノの答えから、質問をして本当の答えを見抜く心理戦ゲームです。無料の「ファミリーモード」を選べば、家族や親戚どうしでも無難なお題で安心して遊べます。
あわせて読みたい:お正月遊びの定番や種類をまとめてチェック
お正月遊びのけん玉についてよくある質問

けん玉は何歳から遊べますか?
個人差はありますが、手首や腕の力がついてくる4〜5歳頃から楽しめます。最初はプラスチック製の軽いものや、お皿が大きくて玉が乗りやすい幼児向けのけん玉を使うのがおすすめです。
ひもの長さの目安はどれくらいですか?
けん玉のひもの長さは、遊ぶ人の身長に合わせて調節すると上達しやすくなります。市販のけん玉はひもの長さが40cm前後のものが多いので、それを基準に、玉を大皿に乗せやすい長さを試してみましょう。
どうしてもお皿に乗りません。練習方法はありますか?
まずは玉を使わず、膝の曲げ伸ばしだけで「1、2、3」とリズムをとる練習をしてみてください。腕の力で引っ張り上げるのではなく、体全体で玉をふんわりと持ち上げる感覚をつかむのが一番の近道です。
左利きの場合はどう持てばいいですか?
けん玉は右利き・左利きのどちらでも遊べますが、糸が出ている穴の位置を変える必要があります。けん先を外して糸の結び目をほどき、反対側の穴から糸を通し直すと、左手でも大皿と小皿のバランスがとりやすくなります。
室内で遊ぶときに気をつけることは?
けん玉は玉が木製で重いため、床に落とすと大きな音が響くことがあります。マンションなどで遊ぶときは、厚手のリビングマットや座布団の上で練習すると安心です。また、家具や窓ガラスにぶつからないよう、周囲のスペースをしっかり確保してください。
けん玉で温かいお正月を過ごそう
まとめ
- けん玉は「ビルボケ」が由来で、コミュニケーションのきっかけになる遊び
- 各部位の名前と、大皿持ち・けん持ちの基本を覚える
- 上達の最大のコツは「膝のクッション」を使ってリズムをとること
- 年齢に合ったけん玉を選び、周囲の安全に気をつけて遊ぶ
けん玉は、特別な準備がいらず、少しのスペースがあれば大人も子どもも夢中になれる遊びです。2027年のお正月は、ぜひ家族や親戚のみんなでけん玉に挑戦してみてください。
最初はできなくても、コツをつかんでお皿に乗った瞬間の喜びは格別です。温かい部屋で、笑顔あふれる新年を迎えましょう。
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ぺ原人世代を超えて一緒に遊べるのが、お正月ならではの良さだっぺ。みんなで楽しい宴を過ごしてね!





