お正月に目隠しをして顔を作る遊びは「福笑い」です。輪郭だけの台紙に、目隠しをした人が目・鼻・口などのパーツを手さぐりで置いていき、できあがったへんてこな顔をみんなで笑います。「笑う門には福来たる」にちなんだ、江戸時代後期からある縁起のいい遊びです。
用意するのはこの3つ
- 顔の輪郭が描かれた台紙
- 顔のパーツ(目・鼻・口・眉毛など)
- 目隠し(手ぬぐい・タオル・アイマスクなど)
0〜2歳の子なら目隠しなしで「お顔のパズル」に、3〜5歳なら周りの大人が「もっと右だよ!」と大げさに道案内すると盛り上がります。画用紙で作る手作り福笑いの作り方も、このあと紹介しています。
お正月に目隠しをして顔を作る遊び「福笑い」とは?
お正月遊びで顔を作るゲームといえば、だれもが一度は見たことのある福笑いです。
ここでは、お正月に顔作る遊びとして長く親しまれてきた福笑いについて、基本の知識をまとめます。
どんな顔を作るの?
昔から定番とされているのは、「おかめ(おたふく)」や「ひょっとこ」の顔です。ふっくらとした輪郭のおかめや、口をとがらせたひょっとこは、少しパーツがずれるだけでとてもおかしな表情になります。
最近では、子どもが好きなアニメのキャラクターや、動物、その年の干支の顔を使った福笑いも人気です。
勝ち負けはあるの?
福笑いは、基本的に勝ち負けを競う遊びではありません。目隠しをするお正月遊びとして、できあがった顔のおもしろさをみんなで笑い合うのが一番の目的です。
ただ、大人数で遊ぶときは「一番おもしろい顔を作った人の勝ち」「一番正しい顔を作れた人の勝ち」といったオリジナルルールをつけると、ゲームとしてより盛り上がります。
ぺ原人勝ち負けがないから、小さな子どもからお年寄りまで、みんなで平和に遊べるんだよね。
なぜお正月に遊ぶの?福笑いの歴史と意味
数ある遊びのなかで、なぜ福笑いがお正月に行われるようになったのでしょうか。それには、お正月ならではの縁起のいい理由があります。
「笑う門には福来たる」の縁起物
お正月に福笑いをする一番の理由は、「新年からみんなで大笑いをして、福を呼び込むため」です。
日本のことわざに「笑う門には福来たる(いつも笑い声が絶えない家には、自然と幸福がやってくる)」という言葉があります。完成したへんてこな顔を見てみんなで笑う福笑いは、まさに新年のスタートにぴったりの縁起のいい遊びです。
ぺ原人お正月は、家族みんなで笑って過ごすのが一番の開運アクションだっぺ!
福笑いはいつからある?
福笑いが日本で遊ばれるようになったのは、江戸時代後期からだといわれています。その後、明治時代に入ってから、お正月遊びの定番として全国の家庭に広まりました。
電気やテレビがなかった時代から、家族や親戚が集まるお正月の娯楽として、日本の家庭を笑顔にしてきた歴史の長い遊びです。
準備から完成まで!福笑いのやり方とルール
ここからは、実際に福笑いで遊ぶための手順を解説します。お正月に顔を作る遊びのルールはとてもシンプルなので、すぐに始められます。
用意するもの
- 顔の輪郭が描かれた台紙(机に置くか、壁に貼ります)
- 顔のパーツ(目、鼻、口、眉毛など)
- 目隠し(手ぬぐい、タオル、アイマスクなど)

遊び方の手順
- 遊ぶ人は目隠しをして、顔の台紙の前に座ります(または立ちます)。
- 周りの人が、顔のパーツを一つずつ遊ぶ人に手渡します。
- 手渡すときは「これは右目だよ」「次は口だよ」と声をかけます。
- 遊ぶ人は、手探りで台紙の上の正しいと思う位置にパーツを置いていきます。
- 周りの人は「もっと上!」「そこそこ!」と声をかけてもかまいません(あえてウソを教えるのも盛り上がります)。
- すべてのパーツを置き終わったら、目隠しを外して完成した顔を見ます。
- みんなで顔を見て笑い合います。
周りの人がどこまでヒントを出すかによって、できあがる顔が変わるのがおもしろいところです。
幼児から大人まで!手作り福笑いと盛り上がるアレンジ
市販のものを使うのもよいですが、福笑いは家にあるもので簡単に手作りできます。集まる人の年齢に合わせてアレンジすると、さらに盛り上がります。
家にあるもので!手作り福笑いの作り方
画用紙やコピー用紙があれば、すぐにオリジナルの福笑いが作れます。
- 大きめの紙に、顔の輪郭を描きます。
- 別の紙に、目、鼻、口、眉毛などを描き、ハサミで切り取ります。
- パーツの裏に両面テープや丸めたセロハンテープを貼っておくと、遊んでいる途中でずれにくくなります(壁に貼って遊ぶときは必須です)。
2027年のお正月なら、干支である「未(ひつじ)」の顔を手作りするのもおすすめです。角やふわふわの耳などのパーツを作ると、動物の福笑いとしてかわいく仕上がります。
年齢別に楽しむコツ
遊ぶ人の年齢によって、少し工夫をするだけでぐっと楽しみやすくなります。
| 年齢 | 楽しむためのコツ・アレンジ |
|---|---|
| 0〜2歳(未満児) | 目隠しをこわがるので、目隠しなしで「お顔のパズル」として遊びます。パーツを口に入れないよう、大きく作るか大人が一緒に持ちます。 |
| 3〜5歳(幼児) | 家族の似顔絵や、好きなキャラクターの福笑いが喜びます。周りの大人が「もっと右だよ!」と大げさにナビゲートしてあげると盛り上がります。 |
| 小学生 | タイムアタック制にしたり、目隠しをしたままその場で3回まわってからスタートしたりと、少し難易度を上げると白熱します。 |
| 大人 | 参加者の顔写真をプリントアウトしてパーツごとに切り刻んだ「リアル福笑い」を作ると、大爆笑間違いなしです。 |
ぺ原人0歳の赤ちゃんが一緒のときは、小さなパーツの誤えん(飲み込み)には十分に気をつけてね。
福笑い以外にも!定番のお正月遊び
お正月には、福笑いのほかにも古くから親しまれている遊びがたくさんあります。それぞれに歴史があり、お正月に遊ぶ意味がこめられています。
かるたや百人一首は、文字を覚えるだけでなく、年の初めに知識を深める縁起のいい遊びです。
くわしくはこちら:お正月のかるた遊びの由来や遊び方
こま回しは、「物事が円滑に回るように」という願いがこめられたお正月遊びです。
くわしくはこちら:お正月にこまを回す意味と遊び方のコツ
けん玉は、お正月遊びの定番として親しまれ、集中力やバランス感覚をやしないます。
くわしくはこちら:けん玉がお正月遊びになった由来と技
めんこは、地面にたたきつける音で邪気を払うとされ、昔の男の子の定番のお正月遊びでした。
くわしくはこちら:めんこの由来とひっくり返す勝ち方のコツ
昔ながらの遊びのついでに盛り上げるなら!スマホでできるゲーム3選
福笑いなどの昔ながらの遊びを楽しんだあとは、スマホを使った新しいゲームを取り入れると、お正月の集まりがさらに盛り上がります。
パーティーゲーム集サイト「ぺげ」なら、アプリのインストールや会員登録なしで、ブラウザからすぐに無料で遊べます。1人1台のスマホを使い、合言葉やLINEのリンクで同じ部屋に入るだけなので、準備の手間もかかりません。

お正月で家族や親戚が集まる場面に、とくにおすすめのゲームを3つ紹介します。
イコラ
出されたお題に対して、みんなの票がちょうど半々に割れそうな2択を考えるゲームです。お正月なら「おせちで好きな具材」や「好きなお菓子」など、世代を問わず答えやすいテーマで遊べます。好みが真っ二つに分かれた瞬間は、思わずハイタッチしたくなるほど盛り上がります。
風来
「一番お餅をたくさん食べそうな人は?」「一番お年玉を気前よくくれそうな人は?」などのお題に合いそうな人を、こっそり投票するゲームです。文字を入力する必要がなく、選んでタップするだけなので、スマホの操作に慣れていないお年寄りが一緒でもかんたんに遊べます。
トカロン
親が60秒の思い出話をして、ほかの人はその話の「最初に出そうな言葉」を予想して待つゲームです。親戚が集まって昔話に花が咲くお正月の空気にぴったりで、聞く側は文字を書かずに遊べます。麻雀の役を知らなくても、ワイワイおしゃべりしながら楽しめます。
ぺ原人スマホを持っていない小さな子どもと遊ぶときは、大人のスマホを一緒に見てチームを組むといいっぺ!
あわせて読みたい:お正月に家族や親戚で楽しめる定番の遊びとゲームまとめ
福笑いに関するよくある質問
お正月に福笑いで遊ぶときによくある疑問をまとめました。
福笑いの目隠しには何を使えばいいですか?
手ぬぐいやフェイスタオル、ハンカチを細く折って結ぶのが一般的です。もし家にあれば、100円ショップなどで売っているアイマスクを使うと、結ぶ手間が省けてサッと使いまわせるので便利です。
なぜ「おかめ」の顔がよく使われるのですか?
おかめ(おたふく)は、古くから福を招く縁起のいい顔とされているためです。また、ふっくらとした輪郭は、目や口のパーツがずれたときに、とぼけたおもしろい表情になりやすいという理由もあります。

小さな子どもと遊ぶときの注意点はありますか?
小さな紙のパーツを誤って口に入れてしまわないよう、必ず大人が近くで見守ってください。また、年齢によっては目隠しをして視界が真っ暗になるのをこわがる子もいます。その場合は無理に目隠しをさせず、目を開けたまま「顔のパズル」として遊ぶだけでも十分に楽しめます。
保育園などで福笑いを取り入れる「ねらい」は何ですか?
日本の伝統的なお正月遊びの文化に親しむことや、目隠しをして手探りする不思議な感覚を楽しむこと、完成した顔を見てお友だちと一緒に笑い合うことなどが挙げられます。また、「目はここ」「口はここ」と考えながら並べることで、顔の部位の名前や位置を覚えるきっかけにもなります。
福笑いは英語でなんて言いますか?
海外にはまったく同じ遊びがないため、「Fukuwarai」とそのまま呼び、「a traditional Japanese New Year’s game where blindfolded players place facial parts on a blank face(目隠しをした人が、のっぺらぼうの顔にパーツを置いていく日本の伝統的なお正月遊び)」と説明すると伝わりやすいです。
似たような海外の遊びに「Pin the tail on the donkey(ロバのしっぽ当てゲーム)」があり、これに例えられることもよくあります。
まとめ
まとめ
- 目隠しをして顔を作るお正月遊びは「福笑い」
- 「笑う門には福来たる」の通り、大笑いして福を呼び込む縁起のいい遊び
- 勝ち負けはなく、できあがったおもしろい顔をみんなで楽しむ
- 家にある紙やペンで、干支やキャラクターの顔を簡単に手作りできる
昔ながらの福笑いは、特別な道具がなくてもすぐに遊べて、部屋中が笑顔に包まれるすてきなゲームです。
今年の新年会やお正月には、ぜひ家族や親戚と一緒に、へんてこな顔を作って大笑いしてみてくださいね。
あわせて読みたい:お正月に家族や親戚で楽しめる定番の遊びとゲームまとめ
ぺ原人みんなでお腹を抱えて笑えば、きっと最高の一年のスタートになるっぺ!





