ワードウルフは、役職のかわりに似ているけど少しちがう2つのワードを配る、人狼の言葉版です。同じワードの多数派が「市民」、ちがうワードをもらった1人が「ウルフ」で、話し合いのあとの投票でウルフを当てます。
すぐ遊ぶための目安
- 人数:3人から
- 1回の時間:約5分
- 用意するもの:紙とペン(出題者が1人)か、スマホ1台
- お題の例:「カレー」と「シチュー」、「ラーメン」と「うどん」
人狼とのいちばんのちがいは、配られた時点では自分が市民かウルフかわからないことです。夜のターンも役職の説明もないので、初めての人がいる集まりなら、ふつうの人狼よりこちらのほうが始めやすいです。
ワードウルフは「ワードで遊ぶ人狼」。人狼とのちがいは役職がないこと
ワードウルフは、ボードゲームを作るサークル「カワサキファクトリー」の川崎晋さんが、2003年に考えたゲームです。「ワード人狼」と呼ばれることもあります。
しくみはシンプルです。全員に、似ているけど少しちがう2つのワードのどちらかが配られます。同じワードをもらった多数派が「市民」、ちがうワードをもらった1人(人数が多いときは2人のことも)が「ウルフ」です。たとえば、市民が「ラーメン」、ウルフが「うどん」といった組み合わせですね。
おもしろいのは、配られた時点では、自分が市民かウルフかわからないところ。人狼は役職カードを見た瞬間に自分の立場がわかりますが、ワードウルフは話してみてはじめて「あれ、自分だけ話がずれてる?」と気づきます。
| くらべるところ | 人狼 | ワードウルフ |
|---|---|---|
| 配られるもの | 役職(村人・人狼・占い師など) | ワード(お題) |
| 自分の立場 | 最初からわかる | 話してみないとわからない |
| 遊べる人数 | 役職をそろえるぶん、多めに必要 | 3人から |
| 1回の時間 | 話し合いが何日も続き、長くなりやすい | 約5分 |
| 進行役 | ゲームマスターを置くことが多い | 紙なら出題者が1人、アプリなら不要 |
人狼の時間や人数は、配役やルールによって変わります。役職のくわしい遊び方は人狼のまとめ記事にゆずって、ここではワードウルフに集中しますね。
ぺ原人夜のターンも役職の説明もないから、初めての人がいてもすぐ始められるんだよね。そのかわり、会話の中のちょっとした違和感がすべてなんだよ。
ワードウルフの遊び方:準備から勝ち負けまでの5ステップ
人数は3人から遊べます。紙で遊ぶときは、ワードを考えて配る「出題者」が1人いると進めやすいです。アプリやブラウザ版なら、ワードを自動で配ってくれるので、全員がプレイヤーになれます。
用意するもの
- 紙とペン(出題者がワードを書いて配る)
- または、スマホ1台(アプリやブラウザ版を順番に回して、自分のワードを見る)
- 離れた人と遊ぶなら、1人1台のスマホと、ビデオ通話(Zoom・LINE・Discord など)
- 時間をはかるタイマー(アプリならついている)
遊び方の5ステップ
- ワードを2つ決める:似ているけど少しちがう2つを選ぶ(例:カレーとシチュー)
- こっそり配る:多数派に市民のワード、1人にウルフのワードを渡す。だれがウルフかは、本人にもわからない
- 話し合う:制限時間のあいだ、ワードそのものは言わずに、ワードについて話す(「家でよく作る?」「何と一緒に食べる?」など)
- 投票する:時間になったら、ウルフだと思う人を一斉に指さす(アプリなら画面で投票)
- 答え合わせ:いちばん票が集まった人がウルフなら市民の勝ち。市民だったら、ウルフの勝ち

票が同じになったときと、ウルフの逆転ルール
票が同じ数に割れたときの扱いは、アプリや遊ぶグループによってちがいます。もう一度短く話してから決選投票をする、同票の人を全員ウルフ候補にする、などの決め方があるので、始める前に決めておくと安心です。
公式アプリの「ワードウルフ決定版」には、見つかってしまったウルフが市民のワードを言い当てたら逆転勝ちになる「大逆転モード」があります。紙で遊ぶときも取り入れやすいルールで、ウルフが最後まであきらめずにすみますよ。
ウソはついていい?遊ぶ前に決めておきたいこと
ここは意外と分かれるところです。元のルールの紹介では「自分のワードについてウソをついてはいけない」とされているものがある一方、アプリの中には「ウルフは話を合わせたりウソをついたりしてごまかそう」と説明しているものもあります。
どちらが正しいというより、グループで決めるルールです。初めての人が多いなら「ウソはなし。ぼかすのはOK」にしておくと、もめにくく、推理もしやすくなります。
ぺ原人ここを決めずに始めると、答え合わせで「今のウソじゃん!」ってもめがちなんだっぺ…。最初にひとこと決めておこう。
お題のワード一覧:そのまま使える組み合わせ40組
ここからは、そのまま使えるお題のワード一覧です。左を市民(多数派)、右をウルフ(少数派)にして使ってください。毎回同じにならないように、左右を入れかえて使っても大丈夫です。
定番のワード(はじめての人がいるとき)
| 市民のワード | ウルフのワード |
|---|---|
| 犬 | 猫 |
| コンビニ | スーパー |
| 電車 | バス |
| 夏休み | 冬休み |
| 海 | プール |
| 遊園地 | 動物園 |
| 誕生日 | クリスマス |
| 傘 | レインコート |
食べ物・飲み物のワード
| 市民のワード | ウルフのワード |
|---|---|
| カレー | シチュー |
| たこ焼き | お好み焼き |
| ハンバーガー | サンドイッチ |
| ケーキ | パフェ |
| コーヒー | 紅茶 |
| おにぎり | お寿司 |
| ポテトチップス | ポップコーン |
| 焼き肉 | しゃぶしゃぶ |
学校・職場のワード
| 市民のワード | ウルフのワード |
|---|---|
| 遠足 | 修学旅行 |
| 体育祭 | 文化祭 |
| 給食 | お弁当 |
| 健康診断 | 身体測定 |
| 会議 | 打ち合わせ |
| 出張 | 旅行 |
| 歓迎会 | 忘年会 |
| テスト | 面接 |
子ども・家族で遊ぶときのワード
| 市民のワード | ウルフのワード |
|---|---|
| りんご | みかん |
| ゾウ | キリン |
| 鬼ごっこ | かくれんぼ |
| 絵本 | マンガ |
| 公園 | 校庭 |
| えんぴつ | 消しゴム |
| サンタクロース | お年玉 |
| 雪だるま | かき氷 |
ちょっとむずかしいワード(慣れてきた人向け)
形のないものや、人によって思いうかべるものがちがう言葉は、話がかみ合っているようでずれるので、推理が一気にむずかしくなります。
| 市民のワード | ウルフのワード |
|---|---|
| 初デート | 合コン |
| 片思い | 一目ぼれ |
| 手紙 | 日記 |
| 夢 | 目標 |
| 秘密 | ウソ |
| 宇宙 | 深海 |
| 引っ越し | 大掃除 |
| 朝寝坊 | 二度寝 |
ぺ原人迷ったら「定番」から始めて、みんなが慣れてきたら「ちょっとむずかしい」に行こう。答え合わせのときの「そっちか!」が、どんどん大きくなるよ。
盛り上がるワードの選び方と、自分で作るときのコツ
ワード一覧を使いきったら、自分たちで作ってみましょう。ワードウルフは、ワードの組み合わせで面白さがほぼ決まります。
いちばんのコツは、同じジャンルで、ちがうところが1〜2個だけある2つを選ぶこと。似すぎても離れすぎても、すぐ終わってしまいます。
| 組み合わせ | どうなる? |
|---|---|
| カレー/カレーライス | 似すぎ。だれもずれに気づかず、運で決まる |
| カレー/自転車 | 離れすぎ。最初のひとことでウルフがばれる |
| カレー/シチュー | ちょうどいい。「ごはんにかける?」で迷いが生まれる |
ワードを自分で作る3つの手順
- ジャンルを1つ決める(食べ物、季節の行事、乗り物など)
- その中から、全員が知っている言葉を1つ選ぶ
- 「それとよく比べられるもの」「同じ場面で出てくるもの」を、もう1つ選ぶ
メンバーに合わせて選ぶ
- 子どもがいるとき:動物、くだもの、遊びなど、目に見えるもの
- はじめましての人がいるとき:食べ物や乗り物など、だれでも話せるもの。恋愛や大人向けの話題は避ける
- 同じ学校・職場のとき:行事や場所など、みんなの共通の思い出があるもの
- 慣れたメンバー:形のない言葉(夢・目標など)で、むずかしくする
ワードウルフで勝つコツ:市民とウルフでやることがちがう
自分が市民かウルフかわからないまま話すので、最初はどちらでも困らない言い方をするのが基本です。そこから、話の流れを見て動きを変えていきます。
市民のコツ
- 最初から具体的すぎることを言わない(ウルフに市民のワードがばれて、話を合わせられてしまう)
- 「どこで見かける?」「いつ使う?」など、答えに差が出やすい質問をする
- あまり話していない人に、話を振る
- 自分と同じことを言っている人を見つけて、仲間を固める
ウルフのコツ
- 話がずれていると感じたら、ほかの人の発言から市民のワードを推理する
- どちらのワードにも当てはまる、ぼかした言い方をする
- 自分から質問する側に回って、答える回数を減らす
- 逆転ルールがあるなら、投票の前に市民のワードの候補をしぼっておく

公式アプリの説明には「実は黙ったほうが強い」という一文があります。たしかに、話さなければボロは出ません。ただ、まわりから見ると黙っている人がいちばんあやしく見えるのも本当です。
ぺ原人黙りすぎると、それだけで票が集まっちゃうんだよね。短くてもいいから、毎回ひとことは話しておこう。
ワードウルフはどこで遊べる?紙・アプリ・ブラウザの選び方
ワードウルフは、紙でもスマホでも遊べます。集まる場所と、出題者を置けるかどうかで選ぶと迷いません。
| 遊び方 | 向いている場面 | ポイント |
|---|---|---|
| 紙とペン | スマホを使いたくないとき | 出題者が1人必要。ワードを自由に作れる |
| 公式アプリ「ワードウルフ決定版」 | 集まってくり返し遊ぶとき | iPhone・Android。無料(アプリ内課金あり)。お題は1,400問以上 |
| 公式ブラウザ版 | 今すぐ1回やりたいとき、離れた人と遊ぶとき | 無料・インストールも登録もいらない。お題は500問 |
公式ブラウザ版は2026年8月に公開されました。1台のスマホを回して遊ぶなら3〜50人、離れた人と1人1台で遊ぶなら3〜20人に対応しています(2026年10月時点)。通話の機能はないので、離れて遊ぶときは Zoom や LINE、Discord をつないでおきましょう。
ワード選びがマンネリしてきたら:写真や質問で見抜く遊び方もある
何回か遊ぶと、「ワードを考えるのが大変」「毎回同じような流れになってきた」と感じることもありますよね。そんなときは、見抜く材料を「ワード」から「写真」や「質問」に変えてみるのも1つの手です。
ぺげは、スマホのブラウザだけで遊べるパーティーゲーム集です。アプリのインストールも会員登録もいらず、1人1台のスマホで遊びます。無料で遊べて、大人向けのお題などはプレミアム(390円の買い切り)。部屋を作る人が持っていれば、その部屋の全員で遊べます。

フォトウォーズ:ワードのかわりに「写真」でずれを探す
お題に合う写真を、自分のスマホの中から1枚ずつ出し合うゲームです。プレミアムの「人狼モード」では、毎回1人だけ少しちがうお題が届き、だれがその1人かを写真で当てる、人狼のような遊び方ができます。
ワードウルフの「似ているけど少しちがう」を、写真で味わえるのがおもしろいところ。3〜8人で、スマホに写真が入っていれば遊べます。出した写真は24時間以内に自動で消えます。
クロティア:質問をぶつけて、ホンモノかウソかを見抜く
親が自分の本当の答えを書くと、親のスマホにだけニセモノの答えが3つ届きます。親はホンモノかニセモノのどちらかを1つ出し、ほかの人は口で質問して見抜きます。
ワードウルフで「質問して相手をゆさぶる」のが好きな人に合う、だまし合いのゲームです。ワードを考える人がいらないのも楽なところ。3〜8人で、無料のファミリーモードなら家族や職場、初対面の集まりでも遊びやすいお題が出ます。
ぺ原人ワードウルフで温まったら、次は写真や質問でだまし合い。同じメンバーでも、まったくちがう顔が見られるっぺ!
道具なしでできるものも含めて、人狼に近いゲームをもっと知りたい人は、こちらにまとめています。
くわしくはこちら:人狼に似たゲームをまとめて紹介
あわせて読みたい:人狼ゲームのルールと遊び方をはじめから知りたい人へ
ワードウルフのよくある質問
ワードウルフは2人でも遊べますか?
アプリによっては2人から設定できるものもありますが、2人だと「多数派」が作れないので、推理のおもしろさは出にくいです。3人以上集まったときに遊ぶのがおすすめです。
ウルフは何人にすればいいですか?
少人数なら1人が基本です。人数が多いときは、ウルフを2人にする遊び方もあります。公式アプリやブラウザ版には人数に合わせたウルフの推奨人数が入っているので、迷ったらそれに任せると楽ですよ。
NGワードゲームとワードウルフは何がちがいますか?
ワードウルフは「ちがうワードを持った人を探す」推理ゲーム、NGワードゲームは「言ってはいけない言葉を相手に言わせる」ゲームです。どちらも会話で遊びますが、目的がちがいます。
くわしくはこちら:NGワードゲームと人狼のちがい・遊び方
人狼が苦手でもワードウルフは楽しめますか?
役職を覚えなくていいうえに1回が約5分なので、人狼の長さや難しさが苦手な人でも入りやすいゲームです。ウソをつくのが苦手なら、「ウソはなし」のルールで遊ぶと気が楽になります。
くわしくはこちら:人狼が苦手な人の理由と、楽しむための工夫
オンラインでもワードウルフはできますか?
できます。公式ブラウザ版なら、部屋を作ってURLを送るだけで、離れた人と1人1台で遊べます。声は Zoom や LINE、Discord などの通話アプリでつなぎましょう。
まとめ:ワード一覧を1つ選んで、まずは5分やってみよう
まとめ
- ワードウルフは、役職のかわりにワードを配る「人狼の言葉版」。3人から、1回約5分
- 自分が市民かウルフか最初はわからないのが、いちばんのおもしろさ
- ワードは「同じジャンルで、ちがいが1〜2個」の組み合わせが盛り上がる
- 同票のとき・ウソをついていいかは、始める前に決めておく
- 紙でも、公式アプリでも、インストール不要のブラウザ版でも遊べる
ルールはシンプルなので、説明は1分あれば足ります。この記事のワード一覧から1組選んで、まずは1回やってみてください。
答え合わせで「えっ、そっちだったの?」と声が上がったら、もう次の1回が始まっています。
あわせて読みたい:人狼ゲームのルールと遊び方をはじめから知りたい人へ
ぺ原人ワードを配ったら、あとは話すだけ。だれがウルフか、みんなで楽しくさぐり合おう!




