人狼とマダミスのいちばんの違いは、物語があるかどうかと何回遊べるかです。人狼は役職だけを配って同じメンバーで何度でも遊ぶゲーム、マダミス(マーダーミステリー)は一人ひとりに設定と秘密がある物語を、1回きりで体験するゲームです。
時間と人数の目安
- 人狼:1戦10〜30分くらい。人数に合わせて役職を調整できる
- マダミス:1作品2〜4時間くらい。人数は作品ごとに決まっていて、4〜8人用が多い
短い時間で何回も勝負したいなら人狼、1回の物語にじっくりひたりたいならマダミスが向いています。
人狼とマダミスの違いは「物語があるか」と「何回遊べるか」
マダミスは「マーダーミステリー」を略した呼び方です。殺人事件などが起きた物語の登場人物になりきって、会話で犯人を探す推理ゲームのこと。中国でのブームをきっかけに、日本でも専門店やアプリが増えてきました。
人狼とマダミスのおもな違いを、表にまとめるとこうなります。
| くらべるところ | 人狼 | マダミス |
|---|---|---|
| 目的 | 自分の陣営(村人か人狼)が勝つ | 事件の真相を明かす・犯人は逃げ切る・自分の目的を果たす |
| 配られるもの | 役職(村人・人狼・占い師など) | 名前・過去・秘密があるキャラクターの設定書 |
| 遊べる回数 | 同じメンバーで何度でも | 同じシナリオは一生に1回 |
| 1回の時間の目安 | 1戦10〜30分くらい | 1作品2〜4時間くらい(短い作品もある) |
| 人数 | 人数に合わせて役職を調整できる | 作品ごとに決まっている |
| 進行役 | 司会(GM)がいることが多い。アプリなら不要 | GMがいる作品と、いらない作品がある |
違い1:配られるのが「役職」か「キャラクター」か
人狼で配られるのは、村人・人狼・占い師といった役職だけ。その人がどんな人生を送ってきたかという設定はありません。だから、陣営の勝ち負けを考えて、理屈で動くゲームになります。
マダミスでは、「被害者と因縁のある元恋人」「遺産をねらう親族」のように、一人ひとりに物語と秘密があります。自分のキャラクターの事情や気持ちで動くので、ドラマに参加している感覚が強いゲームです。
違い2:何度でも遊べるか、1回きりか
人狼は、役職が毎回ランダムに配られるので、同じメンバーで何度でも遊べます。一方のマダミスは、物語の真相を知った時点でその作品は終わり。犯人や秘密がわかってしまうので、同じシナリオは一生に1回しか遊べません。
1回きりだからこそ真剣になれて、終わったあとの余韻も大きい。そこがマダミスならではの楽しさです。
違い3:かかる時間と、集める人数
人狼は1戦が短く、人数が変わっても役職の数を調整すれば遊べます。マダミスは、物語や人間関係が作りこまれているぶん、作品ごとに人数が決まっています。7人用の作品なら、6人でも8人でも遊べません。
時間も長めです。短い作品なら30分〜1時間ほどですが、話し合いだけで3時間かかる作品もあり、感想戦までふくめると4〜5時間になることもあります。人数は4〜8人用の作品が多いと言われています。
ぺ原人ざっくり言うと、人狼は「何回も遊ぶ勝負」、マダミスは「1回きりの物語体験」なんだよね。どっちが上ってわけじゃなくて、楽しみ方がちがうんだ。
マダミス(マーダーミステリー)の遊び方の流れ
人狼しか知らないと、マダミスで何をするのかイメージしにくいですよね。作品によってちがいはありますが、よくある流れはこんな感じです。
- キャラクターを決めて、設定書を読む:自分だけの設定書(ハンドアウト)を、10〜20分ほどかけて読みこむ。ほかの人には見せない
- 自己紹介:キャラクターとして名前や立場を話す
- 調査:事件の現場や証拠のカードを調べて、手がかりを集める
- 話し合い:集めた情報を出し合って、だれが犯人かを推理する
- 投票:犯人だと思う人に投票する
- エンディング:犯人が捕まったか、逃げ切ったかがわかり、真相が明かされる
- 感想戦:あのときは何を考えていたか、みんなで答え合わせ
調査と話し合いを何回かくり返す作品も多く、途中で新しい情報が出て、話の流れががらっと変わることもあります。

犯人役だけじゃない、それぞれの目的がある
マダミスでは、犯人役は疑われないように逃げ切るのが目的です。ただ、犯人以外のキャラクターも、人に知られたくない秘密を持っていたり、「この品物を手に入れる」のような自分だけの目的を持っていたりします。
なので、怪しい動きをしている人がいても、犯人とはかぎりません。ここが、陣営がはっきり分かれる人狼との大きなちがいです。
ぺ原人設定書を読む時間に、ほかの人の紙をのぞいたり、自分のを見せたりするのはNGだよ。物語が一気にこわれちゃうんだっぺ…。
人狼とマダミスの似ているところ
ちがいが多い2つですが、似ているところもあります。マダミスのアプリの説明でも「ストーリーのある人狼のような遊び」とたとえられることがあるくらいです。
- 会話で推理する:どちらも、話し合いの中から犯人(人狼)を見つける
- ウソをつく人がいる:人狼は人狼役が、マダミスは犯人役などが、本当のことを隠して話す
- 最後は投票で決める:だれが怪しいかを、みんなの投票で決める
- 人の表情や話し方も手がかりになる:言っていることの矛盾や、あわて方を見て推理する
だから、人狼の「話し合いで人を疑う」「ウソを見抜く」ところが好きな人は、マダミスも楽しめる可能性が高いです。人狼に強い人が、マダミスにハマることもよくあります。
ちがうのは「なぜウソをつくか」
似ているようで、ウソの意味は少しちがいます。人狼のウソは、陣営を勝たせるためのウソ。マダミスのウソは、キャラクターの秘密を守るため、物語を成り立たせるためのウソです。
人狼では「理屈で詰める」のが強い動きですが、マダミスでは、キャラクターになりきって話すほど物語が盛り上がります。勝ち負けより、みんなで1つの話を作る感覚に近いですね。
ぺ原人人狼でウソを見抜くのが好きなら、マダミスはその楽しさに「物語」がくっついたゲームって考えるとわかりやすいよ。
人狼とマダミス、どっちが向いている?人数・時間・メンバーで選ぶ
「結局、自分たちはどっちで遊べばいいの?」と迷ったら、集まる人数と、使える時間で考えるのがいちばんかんたんです。場面ごとの目安をまとめました。
| こんなとき | 向いているのは | 理由 |
|---|---|---|
| 飲み会や集まりの途中で、気軽に遊びたい | 人狼 | 1戦が短く、何回でもくり返せる |
| 当日まで人数がはっきりしない | 人狼 | 役職の数で人数を調整できる |
| 休日に、半日じっくり時間がとれる | マダミス | 2〜4時間かけて、物語にどっぷり入れる |
| なりきりや、ミステリーの物語が好き | マダミス | キャラクターとして話すのが楽しさの中心 |
| 同じメンバーで何度も遊びたい | 人狼 | マダミスは同じ作品を2回遊べない |
| 理屈で勝ち負けをつけたい | 人狼 | 陣営の勝利をめざす勝負になる |
ルールのかんたんさで言えば人狼、体験の濃さで言えばマダミス、と考えるとわかりやすいです。初めての人が多いときは、人狼ならアプリや慣れた人の司会、マダミスならGMが進めてくれる店舗の公演を選ぶと安心です。
人狼やマダミスのほかにも、話し合いでウソを見抜くゲームはいろいろあります。
くわしくはこちら:人狼に似たゲームをまとめて知りたい人へ

マダミスはどこで遊べる?4つの遊び方
人狼はトランプやアプリでもすぐ始められますが、マダミスは「シナリオ」を用意する必要があります。遊び方は、大きく分けて次の4つです。
| 遊び方 | どんなものか | 向いている人 |
|---|---|---|
| 店舗の公演 | 専門店で、GMが進行してくれる | 初めての人、1回目で失敗したくない人 |
| パッケージ版 | 箱やデータを買って、家や貸しスペースで遊ぶ。GMなしで遊べる作品も多い | 友だちだけで遊びたい人 |
| アプリ | スマホで設定書や証拠を見ながら遊ぶ | 手軽に始めたい人 |
| オンライン | 通話(Discordなど)をつないで、離れた人と遊ぶ | 集まるのがむずかしい人 |
参加費や1作品の値段は、お店や作品によってちがいます。遊ぶ前に、人数と時間、GMがいるかどうかを確認しておくと安心です。
人狼好きがマダミスを始めるときの注意
人狼に慣れている人ほど、つい人狼と同じ感覚で動いてしまいがちです。マダミスならではのマナーを、先に知っておきましょう。
ネタバレは絶対にしない・見ない
同じシナリオは一生に1回しか遊べないので、遊んだ作品の犯人や秘密は、ほかの人に話さないのがきまりです。SNSに書くのもNG。逆に、これから遊ぶ作品のことを、ネットで調べすぎないようにしておくと楽しみが減りません。
欠席・遅刻はしない
マダミスは作品ごとに人数が決まっているので、1人欠けるとその日は遊べなくなることもあります。人狼のように「1人減ったから役職を減らそう」とはいきません。予定はしっかり空けておきましょう。
理屈で強く詰めすぎない
人狼では、発言の矛盾を論理で詰めるのが強い動きです。でもマダミスで強い言い方を続けたり、ずっと1人で話したりすると、ほかの人がキャラクターを演じにくくなります。みんなが話せるように、質問と聞く時間をつくるのがコツです。
「自分が犯人」と自分から言わない
犯人役になったら、最後まで逃げ切るのが役目です。自分から犯人だと明かすのは、ゲームをこわすルール違反。うまく話せなくても、口を滑らせても大丈夫です。そういうキャラクターがいた物語だった、くらいの気持ちで楽しみましょう。
ぺ原人マダミスは勝ち負けより「みんなで物語を作る」ゲームなんだよね。うまく推理できなくても、なりきって楽しんだ人の勝ちだよ。
マダミスほど時間がとれない日に、だまし合いを楽しむなら
マダミスは楽しいけれど、2〜4時間の時間と、決まった人数がそろわないと遊べません。人狼も、人数が足りなかったり司会がいなかったりすると、始めにくいことがありますよね。
そんな日は、ぺげのだまし合いのゲームも選択肢の1つです。スマホのブラウザだけで遊べて、アプリも会員登録もいりません。1人1台のスマホで、3人から遊べます。ビデオ通話をつなげば、離れた人とも遊べます。

質問でウソを見抜きたいなら「クロティア」
親が自分の本当の答えを書くと、親のスマホにだけニセモノの答えが3つ届きます。親はホンモノかニセモノを1つ出し、ほかの人は口で質問して見抜くゲームです。マダミスの「話し合いで相手のウソを崩す」楽しさを、もっと短く味わえます。
無料のファミリーモードは無難なお題なので、職場や初対面の人がいる場でも遊びやすいです。
ウソの中から本物を当てたいなら「りあんす」
親が自分についての本当の答えを書き、ほかの人は親が書きそうなウソを書きます。並んだ答えの中から、本人の本物を当てるゲームです。仮面がはがれて本物がわかる瞬間は、マダミスのエンディングのようなドキドキがあります。
ぺ原人マダミスの日までの練習にもなるし、人狼の前の肩ならしにもいいよ。だまし合いで一気に盛り上げるっぺ!
あわせて読みたい:人狼ゲームのルールや遊び方をくわしく知りたい人へ
人狼とマダミスのよくある質問
マダミスは何人から遊べる?
作品によってちがいます。4〜8人用の作品が多いと言われていますが、2人用の短い作品や、20人ほどで遊ぶ大きな作品もあります。集まる人数が決まってから、その人数用の作品を選ぶのが基本です。
マダミスは1人でも参加できる?
お店によっては、1人で申しこめる公演や、初心者向けの体験会をしているところがあります。知らない人と同じ卓になりますが、GMが進めてくれるので心配いりません。くわしくは、行きたいお店の案内を確認してみてください。
人狼をやったことがない初心者でも、マダミスは楽しめる?
楽しめます。人狼の経験がなくても、設定書を読んでキャラクターとして話せば大丈夫です。初めてなら、GMがいる店舗の公演や、初心者向けと書いてある短めの作品を選ぶと安心です。
マダミスのネタバレは、どこまでダメ?
犯人がだれか、どんな秘密やトリックがあったか、といった中身は話さないのがマナーです。作品名や「楽しかった」という感想ならOKとされることが多いですが、作品やお店ごとにルールがあるときは、それに合わせましょう。
人狼が苦手でも、マダミスなら楽しめる?
人狼の「すぐに疑われる」「理屈で詰められる」のが苦手な人は、物語の中で役を演じるマダミスのほうが合うこともあります。犯人以外にも目的があるので、話すことに困りにくいのもポイントです。人狼が苦手な理由別の対策は、人狼が苦手な人向けの記事でまとめています。
まとめ:人狼は何度も遊ぶ勝負、マダミスは1回きりの物語体験
まとめ
- マダミスは「マーダーミステリー」の略。物語の登場人物になって犯人を探す推理ゲーム
- 人狼は役職だけで何度でも遊べる。マダミスは一人ひとりに設定があり、同じ作品は一生に1回
- 時間の目安は、人狼が1戦10〜30分くらい、マダミスが2〜4時間くらい
- マダミスは作品ごとに人数が決まっているので、欠席・遅刻とネタバレに注意
- 時間がとれない日は、スマホで短く遊べるだまし合いのゲームもある
人狼もマダミスも、話し合いでウソを見抜く楽しさは同じです。気軽に何度も遊びたい日は人狼、休日にじっくり物語にひたりたい日はマダミス、と使い分けるといいですよ。
人狼が好きなら、マダミスはきっと新しい楽しみになります。まずは初心者向けの作品から、1回体験してみてください。
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ぺ原人人狼でも、マダミスでも、みんなで疑い合って笑えたら最高だよね。次の集まりで、さっそく遊んでみよう!




