飲み会を盛り上げるいちばんの方法は、面白い人がしゃべり続けることではなく、全員が一度は話の中心になれるように、話す番を回すことです。幹事なら、当日の流れをざっくり決めておくだけで、中だるみをかなり防げます。
- はじめ:乾杯とあいさつは短く
- 〜15分:料理を食べながら、全員が近くの人と一言ずつ話す
- 真ん中あたり:席替えやゲームで空気を変える
- 終わりの15分前:ラストオーダーと締めのあいさつの準備
参加者の立場なら、1人の話を短くして、話していない人に振るだけでも十分な盛り上げ役です。真ん中あたりのゲームに迷ったら、ぺげのしゃふらんのように、お題にこっそり答えて「これ書いたのダレ?」と当て合うものなら、全員が同時に参加できます。
飲み会の盛り上げ方は「全員が話せる場づくり」がいちばん大事
盛り上がっている飲み会をよく見ると、面白い人が1人でしゃべり続けているわけではありません。あちこちで笑い声が出て、それぞれが話の輪に入れている状態です。
逆に、話す人と聞くだけの人がはっきり分かれると、聞く側はだんだん退屈になります。目指すのは「全員が一度は話の中心になること」なんですよね。
そのために押さえたいポイントは、次の3つです。
| ポイント | やること |
|---|---|
| 最初の空気 | 乾杯までを早く。最初の15分で全員が一言話せるようにする |
| 会話の回し方 | 1人の話を短くして、話していない人に振る |
| 流れの変化 | 中だるみしたら、席替えやゲームで空気を変える |
どれも、話がうまいかどうかは関係ありません。準備と、ちょっとした気配りでできることばかりです。
ぺ原人盛り上げ上手って、しゃべりがうまい人のことじゃないんだよね。みんなに話す番を回せる人のことなんだよ。
始まる前にできる飲み会の盛り上げ方(幹事の準備)
飲み会が盛り上がるかどうかは、当日より前にけっこう決まっています。幹事なら、次の準備をしておくと当日がぐっと楽になります。
お店は「声が通る・席を動ける」ところを選ぶ
料理やお酒も大事ですが、盛り上がりに直結するのは会話のしやすさです。隣の声が聞こえないほどにぎやかな店や、細長く1列に並ぶ席だと、話が端までとどきません。
人数が多いときは、座敷や個室など、席を動きやすいお店が向いています。途中で席を移動してもいいか、予約のときに聞いておくと安心です。
席は「よく話す人」を各テーブルにばらけさせる
席を役職順だけで決めると、上司のまわりだけ静かになりがちです。上座・下座のマナーは守りつつ、よく話す人を各テーブルに1人ずつ置くと、どの席でも会話が回ります。
初対面どうしが多い会なら、同じ部署や同じ趣味など、共通点のある人を近くにするのも手です。
当日の流れをざっくり決めておく
| 時間の目安 | やること |
|---|---|
| はじめ | 乾杯・あいさつ(短く) |
| 〜15分 | 料理を食べながら、近くの人と一言ずつ話す |
| 真ん中あたり | 席替え・ゲームなどで空気を変える |
| 終わりの15分前 | ラストオーダー・締めのあいさつの準備 |
時間はお店のコースや会の長さによってちがうので、あくまで目安です。「真ん中あたりで何かする」と決めておくだけでも、中だるみはかなり防げます。
飲めない人の飲み物も先に考えておく
お酒が飲めない人や、今日は飲まないと決めている人がいるのは、ふつうのこと。ソフトドリンクやノンアルコールが充実しているお店を選んでおきましょう。
乾杯のときに全員の手に飲み物がそろっていると、それだけで一体感が出ます。注文は早めにまとめて通しておくとスムーズです。

乾杯から最初の15分で空気をあたためる
飲み会は、はじまりがいちばん緊張します。ここで一度笑いが出ると、そのあとの空気がまったくちがってきます。
乾杯のあいさつは短く、明るく
乾杯のあいさつは、30秒〜1分くらいが目安です。グラスを持って待つ時間が長いと、それだけで場が冷えてしまいます。そのまま使える例を置いておきますね。
- 会社:「〇〇プロジェクト、本当におつかれさまでした! 今日は仕事の話は少なめでいきましょう。乾杯!」
- 友だち:「集まってくれてありがとう! 今日はとことん話そう。乾杯!」
- 歓迎会:「〇〇さん、ようこそ! まずはこのメンバーの顔と名前を覚えて帰ってください。乾杯!」
最初の話題は「全員が答えられる質問」にする
乾杯のあとは、だれでもすぐ答えられる軽い質問を1つ投げてみてください。テーブルを一周すれば、全員が一言ずつ話せます。
- 「今日ここまで何で来た?」
- 「最近ハマってる食べ物ある?」
- 「休みの日って何してることが多い?」
- 「このお店のメニュー、何が気になる?」
むずかしい話題より、すぐ答えられるものの方が話は転がりやすいもの。もっとネタがほしいときは、飲み会で使える話題をまとめた記事も参考にしてみてください。
ぺ原人最初に全員が一言しゃべれたら、もう半分は成功だよ。さあ、宴じゃ!
会話が途切れたときの盛り上げ方(話の振り方)
どんなに楽しい飲み会でも、ふっと会話が止まる瞬間はあります。そんなときは、あせって自分が話すより、まだ話していない人に話を振るのが近道です。
1人の話は短くして、ボールを回す
大勢での会話では、1人が話し続けて聞く側が飽きないのは20〜30秒くらいが目安、という話し方の専門家の意見もあります。自分の話は短めにして、次の人へボールを渡しましょう。
そのまま使える「話の振り方」
| こんなとき | 振り方の例 |
|---|---|
| 話していない人がいる | 「〇〇さんはどう思う?」「〇〇さんもこういうの好きだっけ?」 |
| 話が1人に集中している | 「それ、ほかにも経験ある人いる?」 |
| 話題が切れた | 「そういえば、最近いちばん笑ったことってある?」 |
| 話が重くなった | 「よし、ちょっと明るい話にしよう! 〇〇の話聞かせて」 |
聞き役も、立派な盛り上げ役
話すのが苦手なら、うなずきとリアクションを少し大きめにするだけで十分です。「それでどうなったの?」と続きをうながすと、話している人はうれしくなって、話がどんどんふくらみます。
ぺ原人沈黙がこわくて、つい自分ばっかりしゃべっちゃう…ってあるよね。そこはぐっとこらえて、隣の人に振ってみるっぺ。
中だるみしたら「席替え」と「ちょっとした遊び」で立て直す
1時間ほどたつと、同じ席の同じメンバーで話がつきてきます。ここで何もしないと、それぞれがスマホを見はじめて、なんとなく静かな空気になりがちです。
席替えは「理由」をそえて自然に
いきなり「はい、席替え!」と言うより、「せっかくだから、ほかのテーブルとも話そう」と一言そえると動きやすくなります。くじ引きで決めれば、上司も後輩も気をつかわずにすみます。
全員で同じことをする時間を作る
席を動きにくいお店なら、全員でできる短い遊びを1つ入れるのが効きます。道具なしなら、お題に合うものを順番に言っていく「山手線ゲーム」や、本当の話2つとうそ1つで自己紹介する「2つの本当と1つのうそ」が定番です。
スマホで遊べるゲームなら、準備もいらず、ルール説明も画面にまかせられます。おすすめは記事の後半で紹介しますね。
ゲームをするときは、罰ゲームはみんなで決めること、お酒を飲むことを罰にしないことを、最初に決めておきましょう。無理に飲ませないルールがあるだけで、飲めない人も安心して参加できます。
会社・友だち・大学生・初対面 場面別の盛り上げ方
同じ飲み会でも、メンバーによって盛り上がるポイントはちがいます。迷ったら、下の表を目安にしてください。
| 場面 | 盛り上がりやすいこと | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 会社・職場 | 仕事以外の話(趣味・休日・食べ物) | 悪口・人の評価の話、無理な飲ませ方 |
| 仲のいい友だち | 思い出話、本音が出る質問、ゲーム | 内輪ネタで、はじめて来た人を置いていかない |
| 大学生・サークル | 席替え、チーム戦のゲーム | 一気飲みのあおり、飲めない人への強要 |
| 初対面・合コン | 全員が答えやすい質問、投票で遊べるもの | いきなり深い個人的な話を聞く |
職場の飲み会は「仕事の話は少しだけ」
仕事の話ばかりだと、仕事の続きのようで疲れてしまいます。はじめは仕事の話でも、途中から趣味や休日の話に切りかえると、ふだん見られない一面がわかって盛り上がります。
その場にいない人の悪口は、その場では盛り上がっても、あとで信用を落としやすい話題です。話がそっちへ流れそうなら、さりげなく別の話題に変えましょう。
初対面が多いときは「答えやすさ」を最優先に
初対面どうしは、おたがいの情報がないので何を聞いていいかわかりません。「犬派?猫派?」「朝型?夜型?」のような2択の質問から始めると、だれでも気軽に話に入れます。
ぺ原人メンバーによって、ちょうどいい盛り上がり方はちがうんだよ。大さわぎしなくても、みんなが楽しそうならそれで大成功!
飲み会が盛り上がるグッズと、使うときの注意
「何か持っていった方が盛り上がる?」と迷ったら、小さくて、ルール説明がほとんどいらないものを選ぶのがコツです。飲み会のグッズで定番のものを、向いている場面ごとにまとめました。
| グッズ | 向いている場面 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| トランプ | 少人数のテーブル | 机がせまいと遊びにくい |
| くじ引き・あみだくじ | 席替え・順番決め | 前もって作っておくとスムーズ |
| ビンゴセット | 大人数の宴会・景品つき | 時間がかかるので、会の後半向き |
| 小さめのカードゲーム | 4〜6人のテーブル | ルール説明が長いものはさける |
| ちょっとした景品(お菓子など) | ゲームで勝った人に | 高いものは、かえって気をつかわせる |
お店によっては、大きな音が出るものや場所をとるものが使いにくいこともあります。持ちこむ前に、お店のルールを確認しておくと安心です。
じつは、いちばん手軽な飲み会のグッズは全員がポケットに入れているスマホです。スマホで遊べるゲームなら、荷物も準備もいりません。

飲み会が盛り上がらない原因は?よくある失敗と防ぎ方
盛り上げようとがんばったのに、なぜか空気が冷えてしまう。そんなときは、次のような失敗が起きていることがよくあります。
| よくある失敗 | 防ぎ方 |
|---|---|
| 一気飲みや「飲め飲め」のあおり | お酒以外で盛り上がる仕かけを用意する。飲むペースは本人にまかせる |
| 内輪ネタばかりで、知らない人が置いていかれる | 「知らない人のために言うと」と一言そえて説明する |
| 幹事が準備と気配りで手いっぱい | 乾杯・席替え・締めなど、役目をほかの人にもお願いする |
| ゲームのルール説明が長すぎる | 1分で説明できるもの、画面に説明が出るものにする |
| 罰ゲームが行きすぎて空気が冷える | 罰ゲームは、始める前にみんなで決める |
とくに一気飲みは、血中アルコール濃度が急に上がるので、とても危険です。盛り上げるつもりでも、すすめたり、かけ声であおったりするのはやめましょう。
原因をもっとくわしく知りたいときは、飲み会がつまらなくなる理由と対策をまとめた記事も参考になります。
ぺ原人無理に飲ませて盛り上げるのは、いちばんやっちゃダメなやつ! お酒がなくても、笑える時間はちゃんと作れるんだよ。
盛り上げ役が苦手な人でもできる5つのこと
「自分は盛り上げキャラじゃない」という人も大丈夫。盛り上がる飲み会には、前に出る人と同じくらい、まわりを支える人がいます。
- 聞き役になる:うなずき、笑い、「それで?」で話をふくらませる
- 料理を取り分ける・グラスの空きに気づく:気配りがあると場の空気がやわらかくなる
- 話題を1つだけ用意しておく:沈黙のときに出せるネタがあると安心
- 仲のいい人の近くに座る:緊張がほどけて、自然に話せる
- ゲームの進行役を引き受ける:スマホのゲームなら画面が進めてくれるので、話がうまくなくても大丈夫
どれか1つできれば十分です。全部やろうとすると疲れてしまうので、自分が楽にできるものから選んでください。
ぺ原人聞いてくれる人がいるから、話す人も気持ちよく話せるんだよね。静かなタイプの人も、ちゃんと場を盛り上げているんだよ。
締め方で「また行きたい」を残す
楽しかった飲み会も、終わり方がだらだらすると印象がぼやけます。終わる15分前くらいに声をかけて、すっきり締めましょう。
- 友だち:「そろそろ時間です! 今日は来てくれてありがとう。また集まろう!」
- 会社:「最後に〇〇さん、締めのごあいさつをお願いします」(前もってお願いしておく)
二次会があるなら、店を出る前に行く人を確認しておくと、店の前での立ち話が長引きません。会計の方法も先に決めておけば、最後までスムーズです。
幹事の動き方をもっと知りたいときは、飲み会の幹事がやることをまとめた記事もどうぞ。

ついでにゲームで盛り上げるなら、スマホで遊べる「ぺげ」
ここまでの盛り上げ方に「全員で同じことをする時間」を足すなら、スマホのゲームが手軽です。ぺげは、スマホのブラウザだけで遊べるパーティーゲーム集。アプリのインストールも、会員登録もいりません。
1人1台のスマホで遊びます。部屋を作る人が合言葉を出し、ほかの人は合言葉か、LINEなどで送る招待リンクで入るだけ。無料で遊べて、大人向けのお題などはプレミアム(390円の買い切り)です。部屋を作る人が持っていれば、その部屋の全員で遊べます。

大人数・はじめましてなら「トカロン」
親がお題に合わせて60秒、思い出話をします。ほかの人は「最初に出そうな言葉」を選んで待ち、その言葉が出たら「ロン」。聞く側は文字を書かないので話すのが苦手な人も参加しやすく、3〜12人まで、麻雀を知らなくても遊べます。
職場や初対面で気軽に遊ぶなら「イコラ」
お題とAが出たら、親はAと同じくらい票が入りそうなBを考えます。みんながAかBに投票して、ちょうど半々に割れたら「イコラ!」。有名人やカラオケ、お菓子などのお題なので、職場や初対面のメンバーでも楽しめます。
中だるみに笑いがほしいなら「しゃふらん」
お題に匿名で答えを書いて、いちばんテーマに合う答えに投票します。最後にだれが書いたかが明かされる瞬間が盛り上がりどころ。3ラウンド約10分で終わるので、中だるみしたときの1本にちょうどよく、初対面の人がいるときは無料のジャンルがおすすめです。
ゲームをするときも、罰ゲームはみんなで決めて、無理に飲ませないのが約束です。山手線ゲームのような道具なしの遊びと組み合わせてもいいので、その場のメンバーに合うものを選んでください。ほかの遊びも知りたいときは、飲み会で盛り上がるゲームをまとめた記事もどうぞ。
ぺ原人準備はここまでで十分。あとはゲームで一気に盛り上げるっぺ!
飲み会の盛り上げ方でよくある質問
盛り上げ役がいない飲み会は、どうすれば盛り上がる?
だれか1人にたよるより、順番が自然に回ってくる「仕組み」を入れるのがおすすめです。全員が答える質問を一周させる、投票で遊べるゲームをするなど、黙っていても参加できる形にすると、場が自然に動きはじめます。
3〜4人の少人数の飲み会でも、盛り上げ方は同じ?
少人数は話す番がすぐ回ってくるので、1人の話をじっくり深めるほうが楽しくなります。「それってどういうこと?」「そのあとどうなった?」と質問を重ねてみてください。ゲームをするなら、3人から遊べるものを選びましょう。
お酒が飲めなくても、飲み会を盛り上げられる?
もちろん盛り上げられます。盛り上がりを作るのはお酒の量ではなく、会話と笑いです。ソフトドリンクで乾杯にしっかり参加し、聞き役やゲームの進行役を引き受けると、自然と場の中心に入れます。
上司や先輩がいる飲み会では、どう盛り上げればいい?
上司や先輩には、「〇〇さんが新人のころって、どんな感じでしたか?」のように、本人が話しやすい質問を振ると話が広がりやすくなります。くだけた雰囲気でも、言葉づかいは少していねいめにしておくと安心です。
ビデオ通話の飲み会でも、同じ盛り上げ方でいい?
基本は同じですが、画面越しだと何人かが同時に話すと聞きとりにくくなります。話す順番を決めて、1人ずつ回すと聞きやすくなります。全員が同じ画面で遊べるスマホのゲームも、離れた人どうしで遊びやすい方法です。
飲み会の盛り上げ方まとめ
まとめ
- 飲み会の盛り上げ方の基本は、全員が一言でも話せる場を作ること
- お店・席・流れ・飲めない人の飲み物は、始まる前に準備しておく
- 乾杯は短く。最初は全員が答えられる質問から始める
- 会話が止まったら話していない人に振り、中だるみは席替えやゲームで立て直す
- 無理に飲ませない。罰ゲームはみんなで決める
飲み会を盛り上げるのは、話がうまい人だけの役目ではありません。ちょっとした準備と気配りがあれば、だれでも「今日楽しかったね」と言われる飲み会を作れます。
次の飲み会では、この記事の中から1つだけでも試してみてください。
ぺ原人みんなが笑って帰れる飲み会、きっと作れるよ。肩の力をぬいて、楽しんでおいで!





